債券は下落か、円安加速で日銀の早期利上げを警戒-米長期金利も上昇
(ブルームバーグ): 27日の債券相場は下落が予想されている。米国市場で長期金利が上昇した上、為替市場での円安加速で日本銀行が早期の追加利上げに踏み切ることへの警戒感が高まる。
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三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは「ここにきて日銀が7月の金融政策決定会合で国債買い入れ減額と追加利上げを同時に行うのではないかとの思惑が強まっており、足元の円安がそうした不安を強めている」と語る。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.045~1.075%(26日は1.02%で終了)、先物中心限月9月物は142円72銭~143円ちょうど(同143円24銭)。
先物夜間取引で9月物は26日の日中取引終値比32銭安の142円92銭で終えた。
2年債入札
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Masahiro Hidaka