道に迷った女性を自宅まで送って…父に頼まれた女子高生の神対応 福井県、警察から感謝状も
福井県警福井署は11月5日、道に迷っていた79歳の女性を保護し、自宅に送り届けたとして、福井市内の高校3年生、井上愛理さん(18)に感謝状を贈った。 9月1日夕、自宅前で仕事中だった井上さんの父勇士さんが道に迷った様子の高齢女性に「ここはどこかの」と尋ねられた。勇士さんが声をかけると、女性から名前と住所を告げられたため、愛理さんに約500メートル先の女性宅まで送り届けるよう頼んだ。 愛理さんは、女性の歩く速さに合わせて約20分かけ自宅まで一緒に歩いた。無事、送り届けたが、本当に女性の自宅か判断がつかなかったため付近で待機。その後、行方不明届けを受けた同署員が女性宅を訪問し、保護を確認するまで待ち続けた。 同署の帰山尚樹署長は「家族連携プレーで女性の保護につなげてくれた」と感謝。将来は看護師を目指すという愛理さんは「困っている人を助けられてよかった。この経験を将来も生かしたい」と話していた。