年金生活は厳しいけれど…どの政党にも「期待できない」 夫婦で1ヵ月11万円 学生の胃袋を満たす食堂経営も物価高と通院で生活厳しく 選挙を通し政治に期待することは?
現役世代は諦め? 「老後に残ってるのかな」「80くらいまで働かな」
さらに今後、年金の支給額が減るという試算もあります。制度を支える現役世代はどう考えているのでしょうか。 (20代男性)「国の税制的に年金より自分たちでやっていかないといけないんやろうと」 (20代女性)「年金をもらえる年齢もだんだんのびていってるんで、そういう部分で不安はあります」 (20代女性)「少子高齢化と言われているから、今バンバン年金払ってたら、私らの老後に果たして残っているのかなって」 (20代男性)「俺らは80歳くらいまで働かなあかんのかなっていうのも、不安といえば不安」
老後も働かざるを得ない 経済的理由でシルバー人材センターに入会する人増加
総務省によると、2022年の働く65歳以上の数は912万人で、高齢者の4人に1人が働いています。 老後も働かざるを得ないというのが現状です。 大阪市内で開かれた「シルバー人材センター」の説明会には、仕事を求める高齢者の姿が多くありました。 (72歳男性)「家賃払って電気代払って…家賃払ったら4万円くらいしか残らない」 (67歳女性)「主人が厚生年金ではないので、もし主人がいなくなったらちょっと厳しい。 少しでも貯めていかないと」 (大阪市シルバー人材センター 久下昌治営業部次長)「最近の傾向としまして、物価上昇を反映してか経済的な理由で入会する方が増えています」
公園清掃で月5万円 生活「しんどい」と語るも若者の将来を心配
大阪市シルバー人材センターには現在約7800人が登録、平均年齢は73.9歳です。 77歳の中島健次さんは、今年5月から公園清掃の仕事を始めました。 (Q.シルバーの仕事の収入は?) (中島さん)「(月)5万から6万円」 (Q.シルバーの仕事がなければ?) ( 中島さん)「(生活は)しんどい」 中島さんの年金支給額は2ヵ月で10万6000円。1ヵ月で5万3000円です。妻の年金を合わせても、月10万円にはとどきません。 (中島さん)「年金だけやったら無理。妻も働いているから(年金に)プラスしたら行けるかなという感じやけど、それでもちょっとしんどい」 (中島さん)「まさかこんな年になって働くとは思ってなかった」 年金生活の厳しい現実。政治に望むことは何でしょうか? (中島さん)「僕ら先短いけど、若い子が年金もらう年代になったら、(生活)できるんやろうか」「どの政党も同じようなことを言っているけど、大して変わらないし、あんまり期待はしていない、今の政府には。誰がなっても」 (『newsおかえり』2024年10月24日放送分より)