子育て中の強い味方となるママ友。お互い気心がしれた身近な存在で、持ちつ持たれつの関係を築いている人も多いはず。だからこそ、ちょっとしたお礼を伝えるときのギフトもどんなものがいいか悩んでしまいます。今回は「ママ友たちがいなかったら生活が成り立たないほど、彼女たちに助けられてきた」と話す西尾さんに「ママ友へのお礼」ギフトのおすすめを教えてもらいます！

引用元：STORY

■西尾由佳理さんprofile 1977年7月25日（46歳）千葉県生まれ。 東京女子大学現代文化学部卒業後、日本テレビアナウンサーとして2001年入社。2011年に一般男性と結婚しフリーへ。現在は2児のママとして育児に奮闘中。

感謝でいっぱいのママ友との思い出ばなし

急なスケジュールの変更で幼稚園のお迎えを頼んだ、少しの時間預かってもらった、そんなことはよくありました。特に助かったのは、私が新型コロナウイルスに感染したときです。感染の拡大しはじめ、ホテルなど宿泊施設での療養を基本とする方針が出されていた時期だったので、私もホテル療養を余儀なくされました。 当時、感染者の同居家族は自宅隔離。普段ほとんど家事などしない夫と、生まれてから丸一日だって離れたことのない未就学児二人を自宅に残し、家を出ることになりました。まだ新型コロナウィルスに感染したことを他人に言うのも憚られる雰囲気でしたが、高齢の両親には助けを求められず、二人のママ友に電話で打ち明けました。すると、大変じゃん！と、すぐに私と夫と二人のママ友のグループラインを作成し、いろいろ調べ、ホテル療養のこと、準備した方が良さそうなことなどの情報を共有してくれました。取り急ぎの生活用品を私と家族用にそれぞれ購入し、食料、レトルトやインスタント食品も用意してくれました。でもそれでは子どもたちの健康も心配と、一週間1日おきにお惣菜を見繕っては玄関前に置いていってくれたんです。家でリモート作業に追われながら、急に慣れないワンオペ育児をしなければならなくなった夫にとって、食事のことだけでも悩まずに済んだことが、どれほど助けになったことでしょう。実態がよくわからず、私が一人ホテルで不安な夜には、電話でくだらない話をして笑わせてくれました。 この時の二人のママ友だけに限りませんが、いざという時、頼りになるのは遠くの親類より近くのママ友です。これからだって何が起こるかわかりません。そんな助けてもらう前提でお付き合いするわけではないですが、子どもができてから、人は一人では生きていけないことを身に沁みて実感しています。 何のご縁か、この同じ時代に同じような場所で、子の幸せを願い、悩み、なんとか日々をこなしていく仲間ではないですか。私にもお役に立てることがあれば言ってね。ありがとうママ友。これからもよろしくお願いします。