巨人・阿部監督、来季は中大対決で盛り上げる! DeNA・牧&阪神・森下を「抑えなきゃいけない」
中大出身の巨人・阿部慎之助監督(45)が8日、静岡県内で2022年に自ら発起した中大若手OBのゴルフコンペに参加した。同じ組で回ったDeNA・牧秀悟内野手(26)、別組だった阪神・森下翔太外野手(24)に敬意を払いつつ、来季は中大対決でセ・リーグを盛り上げることを誓った。 セ・リーグを盛り上げた〝主役〟たちが快晴の熱海で再会した。普段はライバルでも、この日は中大OBの仲間。阿部監督はDeNA・牧と、ゴルフクラブをバットに見立てて打撃談議を交わす場面もあった。 「楽しく回ったよ。みんな(チームは)別々だけど頑張ろうという話をした。(来季は森下と牧の)2人を抑えなきゃいけないな」 阿部監督は牧、今季日本ハムで現役を引退した鍵谷陽平氏(34)、社会人野球・ヤマハの申原直樹監督(45)と同組でプレー。スコア80台で牧、森下に圧勝した阿部監督だが、バットを握った後輩コンビには一目を置いている。 「精神的な強さがある。表情を見ても、相手に弱みを見せたらつけ込まれてしまうというのを彼ら2人は分かっている。だからこそクリーンアップを任されている」 巨人は4年ぶりにリーグ優勝を果たすも、クライマックスシリーズ・ファイナルステージでは3勝3敗(1勝のアドバンテージを含む)で並んだ第6戦に牧の決勝打で敗退した。就任1年目での日本一を阻まれた指揮官は「悔しいなと思って夜、冷静に考えたら『牧だから仕方ねぇな』って。そう思っちゃうくらい彼らをリスペクトしている」と、阪神の4番に成長した森下とともに「さすが僕の後輩だけある」と舌を巻く。 セ3位のDeNAは阪神、巨人を倒して日本シリーズに進出し、ソフトバンクを倒して頂点に立った。牧、森下は11月の国際大会「プレミア12」でも活躍。牧は「中大メンバーが野球界を引っ張っていけるようにやっていきたい」とOBの思いを代弁した。同じ学び舎から巣立ったセ上位3チームの〝顔〟が、来季もリーグを熱くする。(谷川直之)