紅白で「少年隊、『仮面“ライダー”』です!」… 「加山雄三」の大失敗から学ぶ危機管理術
加山雄三が“引き寄せ”てしまった言い間違い
1986年の大みそかに放送された第37回NHK紅白歌合戦。 白組のトップバッターは少年隊、曲は『仮面舞踏会』。この曲の紹介で、司会の加山雄三さんは、「紅白初出場、少年隊、『仮面ライダー』です!」とやってしまいました。 この間違い、スタッフから「絶対に『仮面ライダー』って間違えないでくださいね」と念を押されすぎた加山さんが、「仮面ライダーって間違えちゃいけない、仮面ライダーって間違えちゃいけない」と、繰り返し思っていたことが原因だったとか。 とかく、「失敗するんじゃないか」と思い込むと、かえって失敗を引き寄せてしまうもの。そうならないための魔法の言葉は、「失敗してもいいや」「失敗したって殺されないし!」。そう思えば、失敗から解放されます! (ポイント)「失敗してもよい」と考えると、逆に失敗はなくなる ※この記事の前編では、同じく『一流は何を考えているのか』(Gakken)より、5代目圓楽のうっかりエピソードより、危機を乗り越える対応力について触れている。
【著者の紹介】 西沢泰生(にしざわ・やすお) 『アタック25』『クイズタイムショック』などのクイズ番組で優勝を重ねてきた博識王。『第10回アメリカ横断ウルトラクイズ』ではニューヨークまで進み準優勝を果たした。著作に『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(アスコム)など。同著は大谷翔平選手がプロ入りして最初のキャンプに1冊だけ合宿所に持ち込んだ本として話題になった。 デイリー新潮編集部
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