【特集】家族と戦国武将を愛するアメリカ外交官に密着!相手の立場に立ち、粘り強く、理解を深める…日米の“食の懸け橋”となり奮闘する日々
そんな妻の次に大切にしている宝物、それは…。 (アレックスさん) 「日本の戦国時代が好きなので、戦国武将のフィギュアを飾っています。日本が戦国時代のとき、アメリカはまだ“国”になっていなかったので。アメリカには、こういう歴史はないですね」 Q.一番好きな戦国武将は誰ですか? (アレックスさん) 「徳川家康です。最後に勝ったからです」
大学時代の日本留学で魅力にはまり、外交官として日本に“戻ってきた”
日本には、東京のアメリカ大使館の他、全国各地に領事館が設置されています。在大阪・神戸米国総領事館は、大阪駅の南東・北新地のすぐ隣にあり、日本に住むアメリカ人に対するサービス、日米交流を促進するための業務などを行っています。
アレックスさんの肩書は、アメリカ農産物貿易事務所・大阪所長。「アメリカの農産物の輸出を促進するセクション」のトップを務めています。日本に入って来る食料品のうち約4分の1をアメリカが占めていて、日本にとってアメリカは最大の食料輸入国です。アレックスさんは、さらに日本市場に食い込み、アメリカの食料品の輸出拡大を狙っています。今回は特別に、オフィスにカメラが入ることが許されました。 オフィスの目立つ場所に飾ってあるのは、大学と大学院の卒業証明書です。 (アレックスさん) 「ジョージタウン大学というワシントンD.C.にある大学と、隣にあるのが大学院の証明書で、ニューヨークのコロンビア大学です。日本だと、名刺交換するのが大事じゃないですか。名刺交換で、その人の立ち位置が分かるじゃないですか。アメリカは、名刺交換はそんなに大事じゃないんですけど、代わりに、こういうのを結構大事にしていると思います」
ニューヨーク出身のアレックスさんが日本に興味を持ったのは、大学生のころです。20歳の時に名古屋へ留学し、日本の魅力にはまり込んだといいます。アメリカに帰国したアレックスさんは、外交官の試験に合格。そして2017年、32歳のときに、外交官として日本で勤務することになりました。
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