【特集】家族と戦国武将を愛するアメリカ外交官に密着!相手の立場に立ち、粘り強く、理解を深める…日米の“食の懸け橋”となり奮闘する日々
ここはアーモンドに特化したお店で、カリフォルニア産アーモンドを使ったフローズンドリンクが一番人気だといいます。アレックスさんも飲んでみます。 (アレックスさん) 「うまい!おいしい!おいしいです。ちょっと暖かくなったので、こういうのは良いですね。甘いけど、甘すぎない。丁度いい。お店は、ここしかないんですよね?」 (江崎グリコ・江川直さん) 「ここしかないです。東京駅の、ここだけです」 (アレックスさん) 「大阪で作りませんか?」 (江川さん) 「作りたいですね(笑)」 (アレックスさん) 「ぜひぜひ(笑)もうちょっと近くにあれば…」
「世界は広い」人として、外交官として、広がるアレックスさんの夢
アレックスさんは、「食を通じた外交」というテーマのトークイベントにゲストとして参加しました。 (アレックスさん) 「農家の平均年齢をみると、日本は68歳で、アメリカは58歳です。日本の農家さんが年を取っていって、毎年平均年齢が上がっている訳です。そうすると、だんだん作れるものが減ってくると予想され、日本がどんどん輸入に頼っていくのではないかなと思われます」 途中、参加者から、こんな質問がありました。 (参加者) 「伝統野菜の里芋を育てていまして、アメリカで里芋が有名かどうか分からないですけど、こういう珍しい野菜などをアメリカに売り込むことに可能性があるのかどうか、お伺いしたいです」 (アレックスさん) 「馴染みのないものを紹介するとなると、まず使い方を教えないといけないです。例えば、パッケージに何かレシピの例などを一つ載せるのも良いですし、安心安全も大事ですけど、食べたらどう得するか、『おいしい』『体に良い』『環境に良い』など、何かプラスアルファのメッセージがあると、より売りやすいのではないかなと思います」 参加者たちからは、「あぁー」と納得するような声が上がりました。
アレックスさんが外交官になって、5年。「売り込む」だけでなく、「相手の立場に立って話を聞くこと」を大切にしています。 (アレックスさん) 「国によって好みは違ったりしますけど、共通するものもたくさんあると思いますので、情報交換が一番大事だと思います」
“粘り強く、理解を深める”…それが、日本で学んだ外交官の心得です。 (アレックスさん) 「日本以外にも世界は広いので、せっかくですから、体が許す限り、どんどんいろんなところに行って、いろんなことを学んでいきたいという夢があります」 (「かんさい情報ネットten.」 2023年4月10日放送)
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