【特集】入場者数増加の『USJ』新人クルーは台湾出身の元薬剤師!テーマパーク業界で今課題となっている“人材の確保”の切り札である「海外人材」緊張のデビューに密着
大阪市此花区にあるテーマパーク『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)』は、国内のみならず海外からの旅行客にも大人気。そんな『USJ』が“訪日外国人対策”として新たに力を入れているのが、海外からの人材の採用です。台湾から“ワーホリ”で日本に来たという新人クルー、研修の日々と成長を追いました。 【動画で見る】入場者数増加のUSJ 人材の確保の切り札は“海外”⁉台湾からの新人クルー研修の裏側に密着
「ワクワクして緊張しています」元薬剤師の台湾出身新人クルーに密着!人材不足解消へ関西以外の地域・シニア世代も積極的に雇用してきた『USJ』「これからの人材は質にフォーカス」
3月5日、『USJ』にやってきた黄彩鷹(コウ・サイイン)さん(30)。元の仕事は薬剤師でしたが、住み慣れた故郷とは違う環境でチャレンジしたいと、『ワーキングホリデー制度』を使って来日しました。 (新人クルー・黄彩鷹さん) 「台湾から来ました。すごくワクワクして、あとは緊張しています」
黄さんを含めた9人の台湾クルーが研修で学ぶのは、『ゲストへの声かけ』や『笑顔』など、接客の“いろは”。 (指導クルー) 「『こんにちは』の練習をしてみましょう。行きますね、『こんにちはー!』」 (研修生たち) 「こんにちは~」 (指導クルー) 「良いですね、もう1回!『こんにちはー!』」 (研修生たち) 「こんにちは~!」 (指導クルー) 「良いですね~!指先は曲げてしまうと元気のない印象になってしまうので、伸ばした状態で手を振りましょう」 彼らは、人材派遣会社を通じて『USJ』に採用されました。
テーマパーク業界で今、大きな課題となっているのが「人材の確保」です。調査会社によると、業界全体では入場制限が緩和された2022年度以降、売り上げや入場者数はコロナ前の水準まで回復しました。しかし、コロナ禍で一度減ってしまったスタッフを再び確保することは難しく、人手不足が深刻化しているといいます。
そこで『USJ』は、関西以外の地域やシニア世代にも募集の幅を広げ、2023年の1年間で2500人以上のクルーの採用に成功しました。さらに2023年10月からは、社員が直接海外に赴き、説明会や面接を行って、外国人クルーの採用を始めたのです。
【関連記事】
- ▼【特集】泊まる場所は明石海峡大橋!海から約40mの高さで“橋ンピング”を堪能できる超高級ツアーに潜入 一人一泊29万7000円…気になるその中身とは?
- ▼【特集】これを読めば「作法」がわかる!大阪から日帰り旅行で巡る「お遍路さん」 四国八十八カ所霊場のうち、一番札所から三番札所までの魅力を徹底調査!
- ▼【独自解説】「国宝級の大発見」富雄丸山古墳 埋葬されていたのは一体誰?手つかずの棺から更なる発見! 「将来の夢は考古学者」発掘現場の学生の一人に密着
- ▼【特集】息子が突然「起立性調節障害」に…『節約レシピ』で人気インスタグラマーになったシングルマザー 数々の苦難を乗り越えフォロワー30万人超 奮闘する日々に密着
- ▼【特集】「仕事がない、何もできない、学もない」元力士が引退後に直面する“セカンドキャリア”問題 次なる“土俵”は『介護職』から『お笑い芸人』『力士専門芸能プロ』まで…多様化する選択肢とそれぞれの挑戦を追う