【特集】入場者数増加の『USJ』新人クルーは台湾出身の元薬剤師!テーマパーク業界で今課題となっている“人材の確保”の切り札である「海外人材」緊張のデビューに密着
(「ユー・エス・ジェイ」人事部 大河原貴信課長) 「今までは正直、量にフォーカスしてクルーの採用を進めてきましたが、これからは質にフォーカスして、海外から来るインバウンドゲストへのサービスの質をより上げていこうと」
「私たちにできるかな…」実際に“インパ”して歩き、体験し、学ぶ研修 楽しさと不安が入り混じる新人クルー、刻一刻と迫る“デビュー”の日
国内の人手不足を補いつつ、訪日客に対応するための外国人クルーたち。この日は、パーク内を歩いて体験する特別な研修を受けました。クルーの接客に触れながら学びます。
次に、自らの持ち場になるレストランへ。 (黄さん) 「私たちにできるかな…重そう…(笑)」 実際の職場を目の当たりにすると表情が一変し、不安な様子…。 (責任者) 「皆さんは、お客様に対してお席まで案内して、メニューを説明する役割を担っています。インバウンドのお客様も増えていますので、皆さんの力が発揮できる場所かと思っています」
(黄さん) 「レストランでよく聞かれる質問はありますか?」 (責任者) 「『リブロースとサーロインの違いは何ですか?』と、聞かれることは多いです」 (黄さん) 「あー、やっぱりそうですね。あと、ビールの違いも…」
最後は、制服のサイズ合わせへ。デビューまで間近です。 (黄さん) 「着替えました~」 Q.制服を着てみて、どうですか? (黄さん) 「不安ですけど…お客様の笑顔が見たいので、そのために頑張ります」
「ゲストがゆっくり私の話すことを聞いてくれた」慣れない日本語に苦戦も、丁寧なコミュニケーションと人柄の良さでお客さんを次々笑顔に…母国語での接客に「良い笑顔が出てた!」
3月9日、いよいよ初出勤です。担当トレーナーを務める先輩クルー・鶴田理絵さんに付き添ってもらいながらの接客。慣れない日本語に戸惑いながらも、一生懸命お客さんにメニューの説明をしていきます。
(担当トレーナー・鶴田理絵さん) 「最後、下がってくるときのニコッとした笑顔が、とても良かったです」 (黄さん) 「えへへ(笑)」 (鶴田さん) 「できているから、大丈夫。不安にならなくていいよ」 (黄さん) 「はい!」
必要なのは、積極的なコミュニケーション。黄さんも奮闘します。…と、そこへ。 (鶴田さん) 「中国語圏のお客様が来たから、通訳をお願いしたい」
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