好調のロイヤルズ投手陣はヤンキースのMLB最強デュオ、ジャッジとソトを止めらるか。ア・リーグ ディビジョンシリーズ
一方、そのロイヤルズの投手陣は、目下MLBで最も充実した陣容の1つとなっており、第1戦で先発登板するマイケル・ワカ(防御率3.35)、そしてともにワイルドカードで好投したコール・レーガンズ(防御率3.14、223奪三振)、セス・ルーゴ(防御率3.00)と、防御率3点台前半のソリッドな先発ローテーションを、レギュラーシーズン終盤に限ると、リーグ最高レベルのクオリティを誇ったブルペンが支える態勢が完成している。
実際、敵地でのスイープを達成したワイルドカードシリーズでは、先発のレーガンズとルーゴは合わせて10回1/3を投げ、計1失点に抑えており、ブルペンは7回2/3を見事零封している。
打線から大量得点の期待できないロイヤルズではあるが、今季MVP級の活躍を見せトリプルスリー達成で、ア・リーグ首位打者のタイトルを獲得したボビー・ウィットJr.が、ワイルドカードでチームの挙げた全3得点のうち、2打点を稼ぎ出す勝負強さをポストシーズンに入っても見せているだけに、ロースコアの勝負に持ち込めば、アップセットの芽は出てくるはずだ。
J SPORTS 編集部