2025年4/1から特定の125ccに原付免許で乗車可能に! 新原付版のディオ110とスーパーカブ110がチョイ安で登場へ?
交通ルール改正や原付免許廃止を求める声も
改正案に対する直接の意見ではないものの、交通ルールや免許制度に関するものも。「二段階右折や制限速度等の原付の交通ルールについて道路交通法令の他の規定を見直すべき」「総排気量の基準を変えるならば原付免許は廃止すべきである」といった意見だ。 新原付にも、従来の原付と同じ「上限30km/h」「二段階右折」などのルールが適用される。特に上限30km/hに関しては制定されたのが1950年代で、現在の原付は性能が全く違っている。400ccという排気量で区分されている普通二輪免許も日本特有の免許制度だが、二輪免許全体を包括的に見直すべきだったのでは、と個人的に思う。 交通ルールなどの意見について、警察庁は「今後の参考とさせていただきます」と回答。ぜひ本格的に検討してほしいものだ。
スーパーカブ110のほか、ディオ110の新原付版も開発中か
このたび道路交通法関連の免許制度、道路運送車両法関連の車両区分がともに改正された。免許の関係で公道を走行できるのは2025年4月1日以降になるが、既にバイクメーカーは現在でも新原付の認可を申請することが可能。これは2025年4月1日までに新原付を発売できるよう、バイクメーカーに配慮した措置と思われる。 では、どんなバイクが新原付として登場するのか? これに関する独自情報が当webに舞い込んできた。既報のとおりホンダの首脳が「スーパーカブ110の新原付版」を投入すると発言しているが、情報筋によると「ディオ110の新原付版も発売する模様」という。 新原付は価格を抑えるため、新型を開発するのではなく、既存の51~125ccモデルをデチューン(出力制限)して販売することが検討されている。 ホンダのディオ110はグローバル展開されているスクーターで、アイドリングストップ機構のないベーシック仕様は21万7800円。国内4メーカーの51~125ccクラスでは最安値だ。 スーパーカブ110、ディオ110とも2023年に警察庁が実施した新原付の走行評価テストで試作されており、運転感覚が50ccモデルとほぼ変わらないと評価されていた。 新原付ディオ110はタクト(50cc)と比較。新原付スーパーカブ110は同50および現行110と比較した。新原付ディオ110における走行評価項目の平均値は、現行原付のタクトと同程度の運転のしやすさを示す「3.0」。新原付スーパーカブ110は現行モデルの110より運転が易しい「2.7」だった。