３回表途中に降板したＤｅＮＡ・大貫

◇２７日　ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２４第２戦　ＤｅＮＡ―ソフトバンク（横浜） 　先発したＤｅＮＡの大貫晋一投手は２イニング⅓を７安打５失点。早々にノックアウトされ、マウンドから引きずり降ろされた。 　１回に先制２ランを被弾。２死一塁でソフトバンク・山川に追い込んでからのカーブを左翼席に運ばれた。強烈な先制パンチを浴びると、３回には１死満塁から味方のミスも絡んで３失点。要所で踏ん張れなかった。 　ＤｅＮＡが２０１７年に日本シリーズに進出した時はまだプロ入り前。横浜市出身の右腕は当時を「一ファンとしてすごくうれしかった。友達と一緒にすごく盛り上がった」と振り返った。「なかなか人生で味わうことのできないマウンド」。その大舞台に立った。ソフトバンクとはプロ６年目で初対戦。イメージは「正直わからないのが本心」と頭をかいたが、相手打線の分析に多くの時間を割いて万全の対策を練っていた。 　巨人とのクライマックスシリーズ（ＣＳ）ファイナルステージ（東京ドーム）では第２戦に登板して６イニング⅔を５安打１失点。「いろんなボールを散らして投げることができたので相手に狙いをしぼらせなかった。ファイナルは初めてだったので自信になりました」。日本シリーズ進出を懸けた短期決戦は好投したが、圧倒的な強さでパ・リーグを制したタカの攻撃は甘くはなかった。