引退を決めた菊池大介がホーム初ゴール!湘南ベルマーレの“No.10”へ、伊久間洋輔監督が送る最高の褒め言葉「今からでも引退を撤回してほしい」|フットサル
仙台の状況を考えても何をしてくるかわからなかった
──第2ピリオドに連続失点をしたあと、タイムアウトを取らなかった理由は? とてもネガティブな状況でしたし、(藤田)安澄コーチとも相談しながら悩んではいました。ただ、追いつかれようがこちらが防いで盛り返そうが、いずれ相手はパワープレーを仕掛けてくるだろうし、同点になれば僕らもパワープレーを選択しなくてはいけないかもしれない。そこまでタイムアウトは取っておいたほうがいいのではないか、と見送ることにしました。退場者が出たタイミングでも迷いましたが、仙台の出方をみてそのままいけそうだなと判断しました。 ──このタイミングで仙台と当たる難しさはありましたか? とても難しいなと僕は感じていました。 勝てば上位リーグも見えてくる、お正月明けの一発目。選手は正直「いけるだろう」と心のどこかでは思っていたでしょうけど、仙台の状況を考えても、何をしてくるかわからない。ビビっていたわけではないですが、今シーズンのここまでの試合で一番嫌な試合だな、と。 ただ、予測がつきづらいなかでも、何かしら特殊なシチュエーションは起こり得ると思ったので、GK攻撃をするのか、パワープレーの時間を長くしてくるのか……と考えながら、年末もいろんなトレーニングを重ねてきました。数的不利になるのは想定外でしたけどね。 一言で言うと、難しかったです。 ──それでも、考えていた対策のところはある程度うまくいったという評価でしょうか? そうですね。(仙台が)ペスカドーラ町田戦やバルドラール浦安戦で第1ピリオドから長い間パワープレーをしていましたけど、今日はそうはならなかったですけど、もしされた時の対策はしていました。 最後だけ、「この時間になったら、このセット」と決めていて、 そこに計盛(良太)もいたので少しだけ焦りましたけど、全員パワープレーの守備ができるようにトレーニングしていたので、 大きなエラーは起きませんでした。 ──レギュラーシーズンの残りの2試合は、また上位対決になりますが、意気込みをお願いします。 今日の試合で勝てたことは非常に大きいので、この勝ちを無駄にしないように。上位リーグからすれば「湘南に負けるわけにはいかない」という気持ちでしょうけど、だからこそ隙も出てくるはず。我々はもう、ぶつかるのみです。 一人ひとりが勝利のために戦えば、決して勝てない相手ではありません。選手もスタッフもみんなもそう思っているはずなので、もちろん対策をしながら全力で臨みます。