勝利を手にし、喜ぶアービング（左）とドンチッチ（右）[写真]=Getty Images

　日本時間12月4日（現地時間12月3日）、各地で「エミレーツNBAカップ」のグループリーグ最終戦が行われ、ホームのダラス・マーベリックスがメンフィス・グリズリーズを迎えて激しく火花を散らせた。 　前半は第2クォーターに入りマーベリックスが先行する展開となったが、徐々にグリズリーズが反撃を開始。60－57とマーベリックスが3点リードでハーフタイムを折り返した。ところが第3クォーターに入るとグリズリーズが一気に攻勢をかけ、逆転に成功。最大15点差のリードを奪った。 　しかし、ノックアウトラウンド進出をかけ負けられないマーベリックスは、終盤残り3分34秒から16－3のランを作り食い下がると、残り1分40秒にスペンサー・ディンウィディーが値千金の逆転3ポイントシュートを成功。再びゲームをひっくり返し、121－116で劇的な勝利を手にした。 　エースのルカ・ドンチッチはゲームハイの37得点12リバウンドとダブルダブルの活躍でチームを引っ張った。またPJ・ワシントンが18得点、デレック・ライブリー2世が17得点11リバウンド、ディンウィディーが16得点、カイリー・アービングは10得点を記録した。 　マーベリックスはここ10試合で9勝目を挙げ、シーズンハイとなる5連勝。得失点差でウェスタン・カンファレンスのワイルドカードを勝ち取り、NBAカップ準々決勝進出を決めた。 　一方のグリズリーズはジャ・モラントが31得点、デズモンド・ベインが19得点、ジャレン・ジャクソンJr.が16得点を記録したが、チームの連勝は6でストップ。ロスター外の河村勇輝は出場せず、NBAカップの予選敗退が決まった。 　次戦マーベリックスはアウェーでワシントン・ウィザーズと、グリズリーズはホームでサクラメント・キングスと対戦する。 ■試合結果 グリズリーズ 116－121 マーベリックス MEM｜26｜31｜38｜21｜＝116 DAL｜25｜35｜22｜39｜＝121