【毎日書評】学歴も専門知識もセンスなしでも稼げる「ひとり代理店」のはじめかた
地方でも十分に稼げる
また見逃すべきでないポイントは、東京や主要都市に本社のある大企業だけがクライアントではないということ。そもそも大きな都市は競合も多いため、大企業の広告は大手広告代理店が総ざらいしてしまいます。 しかし、優良企業は地方にもたくさん存在するもの。そのため、大手が参入していない地方の優良企業には、ひとり代理店の仕事があふれているのだそうです。しかも地方は小さなコミュニティなので、いい意味で噂もすぐに広まり、紹介が増えていくようです。 同じ仕事をする人たちより、ちょっとだけ気のきいた仕事ができれば評価がぐんぐんと上がっていきます。少しだけフットワークが軽い、丁寧に仕事をしてくれる、レスポンスが早いなど、あなたにできる「ちょっとだけ」を無理ない程度にできれば、そこを気に入ってくれる人が吸い寄せられてきます。(28~29ページより) たしかに全国どこでも、さまざまな場所に小さなコミュニティが展開されています。それらをきちんと見据え、目の前の仕事を一生懸命やっているだけで、紹介はどんどんつながっていくというわけです。 だからこそ、「売上につながるのか、無駄ではないのか」などとは考えず、気になる人には興味を持ち、会いに行ったりすることも大切。いいかえれば、それが多くの人を紹介してもらえるようになるための「はじめの一歩」ということです。(28ページより) 著者によれば「ひとり起業」は、誰でもできるのに誰もやっていないビジネススタイルだそう。だとすればなおさら、先行きの不透明な時代を生きていくためのスキルとして、そのノウハウを学んでおくべきなのかもしれません。 >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: 日本実業出版社
印南敦史