ディオールの世界に浸るパリ案内。ギャラリーからクリスチャン・ディオールが愛した料理まで
ディオールが愛した料理
そして、夜は「ディオールの卵」なる逸品を味わえる、キャビアの名店「プリュニエ・パリ」へ。場所は、凱旋門の立つシャルル・ド・ゴール広場から伸びるヴィクトール・ユーゴー大通り16番地。1921年創業の老舗らしい風格漂う店構えとアールデコの内装は、まさにパリでしか味わえない雰囲気! レストランのメニューは、ミシュラン3つ星を保持し続けるスターシェフ、ヤニック・アレノが手がけていて、魚介類とキャビアのマリアージュを満喫できます。 「Œuf Christian Dior(クリスチャン・ディオールの卵)」は、イヴ・サンローランの公私にわたるパートナーだったピエール・ベルジェが、ある週末、ドーヴィルの別荘にディオールを招いた際に、大の卵好きだった彼のために発明したレシピで、半熟卵を丸ごと鶏のブイヨンのジュレで包み、その上に、ベルジェの大好物だったプリュニエのキャビアを30グラムたっぷりとのせたもの。 その後、プリュニエのオーナーとなったベルジェが、このメニューを名物として加え、現在は、アレノらしいアレンジを加えた「ディオールの卵」が楽しめます。キャビア入りのクリーミーなジュレソースと、半熟卵、そして贅沢に添えられたキャビア…ディオールのエレガントな世界観にどっぷり浸れる至福のひとときでした。 PRUNIER PARIS 住所:16 avenue Victor Hugo 75116 Paris 電話:014417358 HP
写真・文/荻野雅代
クウネル・サロン