オフィス通勤と在宅ワークはどう違う?フリーランスのメリット・デメリット
Webライターは在宅ワークとして人気のある仕事です。しかし「会社に勤めるのとどう違うの?」と疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。 【画像で確認】40代事務職からWebライターへ転身!始めるときにやった3つのこと そこで今回は、40代で事務職からフリーランスWebライターに転身した、大江かこ(@kakoworks1)さんにお話をお伺いしました。 今回の記事では、フリーランスのメリット・デメリットについて、詳しく教えてくれています。 * * * こんにちは!Webライターの大江かこです。 事務職として様々な企業で働いた後、43歳のときに未経験からWebライターに挑戦しました。きっかけはコロナ禍で仕事が決まらず、在宅ワークに興味を持ったこと。 初案件は文字単価0.1円でしたが、Webライティングの基礎を学び、諦めずにやり続けたことで目標の報酬を達成できました。 今は事務職の経験を活かしつつ、Webライターをしながらオンライン秘書やInstagram運用代行など、幅広く仕事をしています。 今回は40代で事務職からフリーランスWebライターになった私が、メリット・デメリットをそれぞれ2つずつお伝えします。 ■フリーランスのメリット まず紹介したいのは、フリーランスのメリットです。 私が特にメリットだと感じた点は以下の2つ。 1.自分のペースで働ける 2.仕事を選べる ひとつずつ解説しますね! ■1.自分のペースで働ける 自分のペースで働けるのは、フリーランスの最大のメリットです。 ライフスタイルに合わせて日々のスケジュールを決められるので、企業に勤めていた頃よりも疲労を感じにくくなりました。 ここで参考までに、私の日々のスケジュールを紹介いたします。 ・8:00~ 起床 ・8:30~ 家事 ・9:30~ 仕事(メールチェック・記事の推敲※1) ・11:30~ 散歩・お昼休憩 ・13:00~ 仕事(記事の執筆) ・18:00~ 夕飯の支度 ・20:00~ 仕事(事務作業) ・21:00頃 終了 ※1:執筆した記事を見直すこと 家事や休憩の時間を挟みながら仕事をしているので、終了時刻は遅いものの、稼働は1日8時間ほど。会社に勤めていた頃と、ほぼ同じくらいの時間です。 体調が優れない日は、集中力を使わない仕事をしたり、稼働時間を減らしたりしながら、臨機応変に対応しています。 私自身、20代の頃から生理に伴う体調不良が多く、我慢して出社する日もありました。その頃に比べると、自分のペースで稼働できるフリーランスは、非常にありがたい働き方だと思っています。 ■2.仕事を選べる 2つめのメリットは、仕事を選べることです。 Webライターとして実績が少ないうちは、クラウドソーシングサイトで仕事を探すことが多くなります。そのとき初心者であっても、苦手なジャンルを避けて仕事を選ぶことは可能です。 クラウドソーシングサイトとは、企業や個人がWeb上で業務を依頼できるプラットフォームのこと。代表的なサイトは以下の通りです。 ・クラウドワークス ・ランサーズ ・サグーワークス クラウドソーシングサイトには、様々な案件が掲載されています。その中から「自分の経験が活かせるか」「興味が持てるか」などを基準に、案件を選んで応募しましょう。 私は初心者の頃、旅行や英会話のメディアを中心に応募して、仕事を獲得していました。 また納品した記事が発注主に評価されると、継続して仕事を依頼されることも多いです。この場合も、継続するかどうかは自分で決められます。 ・発注主と合わない ・ジャンルに興味が持てない ・ルールが厳し過ぎる このような状況であれば「継続しない」という選択もあり得ます。 反対に「この人と仕事をしたい!」と思える発注主に出会ったら、ある程度の要望に応えることも大切です。 たとえば短納期の案件を快く受けるなど、柔軟な姿勢を見せていると、少しずつ発注主から信頼を獲得できます。 フリーランスの「仕事を選べる」というメリットを活かすためにも、仕事の取捨選択は長期目線で考えていきましょう。 ■フリーランスのデメリット フリーランスには、メリットもあればデメリットもあります。 私がデメリットだと思った点を2つ紹介しますので、フリーランスに興味のある人は参考にしてみてください! 1.休みを決めにくい 2.事務作業を自分でやる必要がある ひとつずつ解説します! ■1.休みを決めにくい フリーランスは自分のペースで働けるというメリットがある一方、休みを決めにくいというデメリットもあります。 突発的な仕事が発生したり、納期が重なったりすると、休む予定の日に稼働することもあるからです。 しかし稼働日が多くなると、家族と過ごす時間が減るなど、Webライターを続けるのが辛くなるケースもあるでしょう。 そうならないように、私は以下の2つを心がけています。 ・スケジュールに余裕を持つ ・仕事を受けすぎない たとえば月に15本の記事を受注して2日に1回提出した場合、月の半分は納期になります。 これをどう捉えるかは人それぞれですが、家族の事情などで執筆時間が限られている人は、キツいと感じるかもしれません。 もし迷ったら、どれくらいの時間で1記事書けるのか、タイマーで測ってみるといいでしょう。 そうすると、1か月に受注できる本数が分かってきます。その上で、余裕を持ったスケジュールを組んでみてください。 仕事の依頼が増えてきたら「今の状態で、Webライターを長期的に続けられるか?」という視点を持ち、時には働き方を見直すことも必要です。 ■2.事務作業を自分でやる必要がある 2つめのデメリットは、事務作業を自分でやる必要がある点です。 フリーランス=個人事業主なので、会社では総務・人事・経理がやっている以下の手続きも、自分自身で行う必要があります。 ・確定申告 ・国民健康保険 ・国民年金 ・税金関係(住民税等) どれも提出期限や支払期日が決まっているので、スケジュールに入れておきましょう。 確定申告は、会計ソフトを使うとスムーズに進められます。私が使っているのは、クラウド会計ソフト「freee(フリー)」です。 会計ソフトを使ったことがない人でも、感覚的に勘定科目を判断しやすい点が気に入っています。 万が一確定申告の提出期限を過ぎてしまうと、延滞税がかかったり、控除額が減額されたりすることもあります。 そのため提出期限ギリギリに、1年分をまとめて作業するのは避けた方が良いでしょう。 フリーランスになると、このような事務作業も仕事のひとつになります。後回しにすると損をすることもあるので、事務作業の時間を毎月決めておくといいですよ。 * * * 今回は40代からフリーランスWebライターになって感じたメリット・デメリットをそれぞれ2つずつ大江かこさんに伺いました。実体験に基づいたお話しでしたね。 内容からも分かるように、フリーランスには良い面もありますが、大変な面もあります。両方に目を向けて考えると、自分のライフスタイルに合うかどうかが見えてくるでしょう。 これからフリーランスWebライターになりたいと考えている人は、大江かこさんのお話しを参考にしてみてください! ▶プロフィール 大江かこ フリーランスWebライター。20年以上事務職として様々な企業で働くも、43歳でWebライターへ転身。現在はWebライター・オンライン秘書・Instagram運用代行と幅広く活躍中。人をサポートする仕事が好きです。 文=YY