阪神・大山悠輔が「残留」を決断……!29日夕方に会見&コメント発表 「世紀のFA合戦」の結末
残留を決めた「3つの理由」
国内フリーエージェント(FA)権を行使した大山悠輔内野手(29)が、阪神残留を決意したことがわかった。スポーツ紙野球担当記者が、声を潜めながら話す。 【写真を見る】幸せオーラに溢れ…球団関係者と高級寿司店から出てきた菊池雄星&瑠美夫人 「11月29日の昼頃、球団から『本日夕方に、大山の残留会見を行う』という連絡が来たのです。テレビ中継などは行われないようで、夕方の会見後、球団公式サイト等でもコメントが発表され、報道各社が一斉に残留を報道する見込みです」 大山の獲得には、阪神の宿敵・巨人が乗り出していた。阿部慎之助監督(45)は、「うちに来て世紀の大FAの先駆者になってほしい」とメッセージを送り、岡本和真(28)は「ジャイアンツに来られるとなれば一緒に同じ右打者として2人で高め合いたいなと思います」とコメント。坂本勇人(35)も「大山くんはいい子なので来てほしい」と熱烈なラブコールを送っていた。 「関東出身の大山にとって、東京に本拠地を構える巨人は非常に魅力的だった。そのうえ、巨人側の提示は阪神が提示した5年総額20億円を大幅に上回るものでした。阪神の藤川球児新監督(44)も『FAは選手が選択する権利。”裏切り”みたいな印象にさせはいけないと思う』と理解を示していましたし、OBのあいだでも移籍はもはや既定路線でしたね」(阪神OB) ところが、大山は残留を選んだ。報道各社が突然の”残留宣言”に戸惑いを隠せないなか、球団関係者が決断の理由を分析する。 「ホームランが出やすい東京ドームは長距離打者の大山からすれば魅力的ですし、提示された年俸も巨人のほうがはるかに上だったでしょう。それでも残留を選んだ要因は、おそらく3つ。1つは、阪神側が想定を上回る長期契約を提示したこと。2つ目は、大山サイドが、お金よりも移籍によるバッシングのリスク回避を選んだこと。3つ目は、阪神ファンの熱烈な声援でしょう。大山が参加した11月23日の球団のファン感謝デーでは、残留を願うファンが大山コールで愛を伝えていましたね。大山は自身を応援するファンを最も大切にする選手ですから」 大山は会見で、ファンにどんな言葉を届けるのかーー。FAを巡って行われた巨人vs.阪神伝統の一戦”場外乱闘”は、阪神側の勝利で幕を下ろした。
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