遂に稲作実装で米が力に!現実の米農家がゲームの稲作に見た「リアル」―プレイレポ『Farming Simulator 25』
読者の皆様、数年に一度の農業シム新作『Farming Simulator 25』の季節がまいりました。思い返せば数年前、編集部に乗せられるまま『ファーミングシミュレーター 22』をプレイした筆者。リアル農家でありつつも同作品にハマってしまった結果、数百時間もプレイすることに……。 【画像全24枚】
しかし、大元を振り返れば「米農家としての知見を活かして記事を執筆していただければ」と編集部に依頼されたものの当時の最新版であるところの『ファーミングシミュレーター 22』では稲作は未対応。穀物などを栽培、売買するだけで終わってしまいました。結果は数百時間のドハマリではあったのですが……。
しかし、最新作である『Farming Simulator 25』では遂に稲作に対応したらしい……とのこと。開発会社はスイスにあるGiants Softwareです。リアルを売りにしている本作で、「アジアでは一般的ではあるものの、稲作をスイスのメーカーがどこまで再現できているのか?」と疑問に思った筆者は、実際にプレイして確かめることにしてみました。
なお、本記事の執筆にあたってはGiants Softwareよりゲームコードの提供を受けています。
超高級車使えるの!?マジ!?
冒頭でも述べたように前作では稲作はなく、米農家としての経験をほとんど活かせることはありませんでした。今回(のプレイレポ)は長年付き合い続けた稲作です。基本操作方法などは前作で学んだのでもうバッチリ、と意気揚々と即稲作を始め……ることはしません。
前回のように基本操作方法がわからず農機博覧会を繰り返しチュートリアルに逃げる……などという醜態を晒す前に、念の為に今回もチュートリアルから始めましたよ……。農家のプライドはあったりなかったりするかもな筆者ですが、ゲーマーのプライドは前作に打ち砕かれたので。
今作のチュートリアルでは若干ストーリー要素が追加されており、祖父から土地や機械を譲渡された孫の視点でゲームの基本を学べるようになっていました。まずは、前作と同じ流れで穀物の収穫や機械の使用方法を再確認。操作方法は大きく変わっておらず、ほぼ前作『22』と同じように操作が可能でした。このあたりは長年つづくシリーズならではなのかもしれません。