第93回選抜高校野球 智弁と天理 夢舞台へ、2校決意新た 旗授与 組み合わせ、きょう抽選 /奈良
<センバツ2021> 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する智弁学園(五條市)と天理(天理市)に22日、校名や校章をあしらったセンバツ旗が授与された。両校の選手たちは引き締まった表情を見せ、甲子園での活躍に決意を新たにしていた。23日には組み合わせ抽選会があり、対戦校が決まる。 智弁学園では、堀川剛護・毎日新聞奈良支局長が手塚彰校長にセンバツ旗を手渡し、山下陽輔主将(2年)が手塚校長から受け取った。「甲子園でプレーできる喜びを全てぶつけるためにもけがのないよう調整し、全力で戦ってほしい」との丸山昌宏・毎日新聞社長の祝辞が披露されたのに続き、永井工仁・県高野連会長が「強力打線と高い守備力で2度目の日本一をつかみとって」と激励した。山下主将は「チーム一丸となって戦う」と誓いを述べた。 天理でも、堀川支局長から竹森博志校長を介してセンバツ旗が内山陽斗主将(2年)へと渡った。竹森校長は「全国に元気を届け、一回でも多く校歌を甲子園に響かせてほしい」と選手らを鼓舞。内山主将は「チーム一丸となってやってきたことを発揮し、全員野球で勝ち上がりたい」と決意表明した。 また、新聞販売所でつくる毎日新聞奈良三重専売会の霜村寿志副会長から、両校に練習球各10ダース(120個)が贈られた。大会は、3月19日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。【高田房二郎、広瀬晃子】