無所属の会・岡田代表が定例会見(全文2完)立憲民主も政権交代目指すは同じ
「無所属の会」の岡田克也代表、が28日午後4時より定例会見を行った。 同会は、10月22日投開票の衆議院選において、希望の党と立憲民主党のどちらからも公認を受けず、民進党籍を有しながら無所属で当選した議員による会派で、同月26日に結成された。 ※一部、判別できない個所がございますことをご了承ください。
フランスのPACSのような同性間のパートナーシップ制度の実現に賛成か?反対か?
記者3:ゲイレポーター酒井佑人です、よろしくお願いします。率直にお伺いしますが、岡田議員、また無所属の会は同性婚、またはフランスのPACSのような同性間のパートナーシップ制度の実現に賛成ですか、反対ですか。よろしくお願いします。 岡田:日本には日本の、今までの流れもありますが、目指す方向は私は同じです。 France10:あ、関連じゃないです。 司会:そのほかございますか。じゃあ、どうぞ。
安倍政権の経済政策の評価すべき点と評価しない点について
France10:France10の及川と申します。安倍政権の経済政策の評価すべき点と評価しない点について率直に伺えればと思います。 岡田:金融を、次元を超えた金融緩和ということで、その結果として円安になりましたね。円安になった結果、輸出関連企業が大きな利益を上げた、それが景気の牽引車になった。雇用情勢もいろんな問題があるにしろ、人手不足という状況が今、起きていると、そういうことは評価すべきだというふうに思います。 ただ他方で、まず根本的な話をすると、市場経済という、市場メカニズムというものが働かなくなっているのではないかと。金融市場もそうだし、それからもちろん為替もそうですね、株もそうですね。いろんなところに日銀やあるいは年金の資金をつぎ込まれて、人工の、なんと言いますか、仕組みが出来上がってしまっている。だから株が上がっているといったって、なぜ上がっているのか。本当に需給関係で上がっているのか、それともそういう公的なものが買い進めていることによって上がっているのか分からないと。で、やっぱり基本は市場メカニズムなので、それが人工的になってしまっているということは中長期的に見ると日本の経済というものの土台を崩していると。どこかでそれが大きな問題につながりかねない。そこが私、アベノミクスの最大の問題だというふうに思っています。 本会議の代表質問で申し上げたんですけども、財政だってなんとか持っているのは国債費が少なくなっている。それはやっぱり金融の次元を超えた緩和によって金利が下がっている。金利が例えば3%、4%になればそれだけでやっていけなくなる。仮にプライマリーバランスが黒字化したとしても財政収支そのものは、つまり国債費も含めた財政収支そのものは大きな赤字になってしまうと。そういった状況ですね。だから今はいいけど先々大変なことになりかねない。そういう危うい経済政策だというふうに思っています。 司会:関連ございますか。なければそのほかのご質問。どうぞ。