箱根駅伝ファンをヒヤヒヤさせた“8人並走” 65歳教授が走り、青学大は乾杯した横浜駅前の珍光景
9区に設けられた給水所で珍光景が頻発…青学大は乾杯
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、神奈川県の箱根・芦ノ湖をスタートし東京・大手町までの復路109.6キロで争われ、青学大が総合10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。ファンの注目を集める事象が次々に起こったのが、9区の横浜駅前に設けられた給水所だ。 【画像】「初めて見た」 箱根駅伝で思わぬ光景が生まれた決定的瞬間 今大会、ゴール前まで激戦が繰り広げられたのが10位までに与えられるシード権争いだ。8位から東京国際大、東洋大、帝京大と続けてゴール。11位になった順大はわずか7秒差で涙を飲んだ。この4校のダンゴ状態は9区から続いており、横浜駅前の給水所では異例の状況が注目された。 4校が続けて給水エリアに入ってきたため、水を持って飛び出した選手も4人。計8人が一斉に走るような珍光景となった。X上には「8人が並走するシーンはなんだかグッとくる」「給水8人とか見たことない絵面で草」「給水も4人加わって8人が50m走るのヒヤヒヤする…」「マラソン大会みたい」「接触しないかハラハラ」とファンの驚きのコメントが並んだ。 このポイントでは他にも様々な“事件”が起きた。優勝した青学大は駆け込んできた田中悠登(4年)に、片山宗哉(4年)がドリンクボトルを2本持って近づいた。田中に1本渡しただけでなく、自らのボトルとぶつけて乾杯。しばしの伴走で並び、おいしそうに口をつけた。意表を突く行動にはXに「歴史に刻まれる名シーンだろ…」「目頭熱くなってしまった」「一緒に飲んでグータッチするのかわいかった」と驚きの言葉が並んだ。 また、関東学生連合の9区を走ったのは、東大院の古川大晃。博士課程4年の29歳という異色のキャリアを持つ選手だ。そして給水に現れたのは、同大学院の八田秀雄教授。65歳の八田教授は、運動生理学の大家でもある。ただここではパーカーにジャージーというラフな姿で古川に水を渡し、両手を突き上げてエールを送った。 テレビ中継で正体が明かされるとXには「いろんな人に支えられているんだなぁと改めて」「東京大学大学院教授が給水に現れる箱根駅伝おもしろすぎんかw」「何かほっこりする」「バンザイしながら笑顔いっぱい! 素敵な給水の様子だった」とコメントが集まっていた。
THE ANSWER編集部