【毎日王冠】前走エプソムC組は複勝率41.7%で信頼度高い 東大HCの本命はニシノスーベニア
GⅠ並みのメンバーが揃うハイレベル戦
今週日曜日、東京競馬場でGⅡ・毎日王冠が行われる。昨年の勝ち馬のエルトンバローズや大阪杯2着ローシャムパーク、3歳からはラジオNIKKEI賞を制したオフトレイルやダービーで3番人気だったシックスペンスなども参戦し、好メンバーが揃った。 【毎日王冠2024 推奨馬】能力は断然No.1!複数の好データ持ちで圧勝だ SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) GⅡながらGⅠにも劣らないハイレベルなレースが毎年繰り広げられる一戦。過去10年のデータを参考に馬券を組み立てていく。
エプソムC組は複勝率41.7%
<毎日王冠 主な前走クラス別成績> GⅠ【5-6-4-31】勝率10.9%/連対率23.9%/複勝率32.6% GⅡ【2-1-1-11】勝率13.3%/連対率20.0%/複勝率26.7% GⅢ【3-3-4-35】勝率6.7%/連対率13.3%/複勝率22.2% OP・L【0-0-1-9】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率10.0% エプソムC【2-2-1-7】勝率16.7%/連対率33.3%/複勝率41.7% ※前走地方、海外は除く 毎日王冠は春GⅠから数か月の休養明けで参戦する馬や、夏競馬で実績を挙げた馬など様々なローテーションを経た馬が激突する。今回は前走クラス、レース別の成績から力関係を考察していきたい。 最も勝利数が多いのは前走GⅠ組で、連対率はトップだ。ただし今年は安田記念組【3-4-3-14】がいない。日本ダービー組【2-1-0-3】は、毎日王冠で3番人気以内だと【2-1-0-1】、4~6番人気は例がなく、7番人気以下【0-0-0-2】と分かれている。上位人気が予想されるシックスペンス、ダノンエアズロックは要警戒だ。 宝塚記念組は【0-1-1-6】とイマイチも、そもそも人気に推された馬が少なく、6番人気以内だと【0-1-1-1】。ローシャムパークを嫌う必要はない。 次にGⅡ組。札幌記念組は【1-1-0-6】と2連対だが、14年1着エアソミュール、15年2着ディサイファはそれぞれ東京でOPや重賞勝ちの実績があった。東京経験がダービー14着だけのトップナイフは少々厳しい。 GⅢ組の中で注目したいのは前走エプソムC組。同コースだけあって好走率が高く、前走一桁着順の馬に限ると【2-1-0-4】の好成績。ニシノスーベニアには注目したい。 ラジオNIKKEI賞組は【1-0-0-2】。勝ち馬3頭出走も、馬券に絡んだのは昨年のエルトンバローズのみ。15年には前走0秒6差で勝利したアンビシャスも2番人気6着に敗れており、基本的には苦戦傾向と考えたい。 今年のラジオNIKKEI賞は2着シリウスコルトが次走小倉記念9着に敗れるなど、昨年ほどメンバーレベルが高かったとは言えず、オフトレイルは推奨できない。 その他で好走例があるのは新潟大賞典で【0-0-1-0】。前走を逃げ切り、今回は斤量減になるヤマニンサルバムもチャンス十分だ。 シルトホルンは2走前にエプソムC3着も、前走OPの関越Sで13着に大敗した。前走OP・L組は振るわず、唯一の好走例は14年3着のスピルバーグのみ。同馬は3連勝でメイSを勝ってここへ参戦し、次走で天皇賞(秋)を制したほどの馬だった。今回は見送りが妥当だろう。