小池都知事が定例会見2月16日(全文1)市街地の不燃化など、強力に進めたい
地域別の地震の危険度のランキングをどのように役立ててほしいと思うか
TOKYO MX:知事、ありがとうございました。今月幹事社のTOKYO MXの【シライ 00:10:20】です。冒頭、『東京くらし防災』のお話もありましたが、きのう、東京都としては地域別の地震の危険度のランキング、ランクを発表されたかと思います。まずこれについて知事として、都民にどのように役立ててもらいたいか、よろしくお願いします。 小池:大変、皆さんが、ご自分が住んでおられるところはいったいどうなのかっていって、大変注目もされたかと思います。そして、今回のこの調査でありますけれども、5年前と比べまして、どこ行ったかな。すいません。はい。 第8回の調査の公表でありますけれども、建物の倒壊とか火災の危険性が、5年前の調査に比べると、各地域の危険度など、下がっているわけでありますけれども、建物の不燃化、道路、公園【整備 00:11:31】、などなど、いろいろなところで改善はしている。そのために危険度などは5年前と比べると下がってはいるものの、木造住宅密集地域の相対的な危険度は逆に高まっているという。高まっているというか、相対性の問題でありますので、まだ高い状況にあるというのが、今回の調査の結果の、一言で言うとそこではないかと思います。 一方、危険性でありますけれども、首都直下地震の発生確率は、いまだ30年以内に70%という予測がございますので、これはつまり、いつ災害が起こってもおかしくないという状況にあるわけであります。都といたしまして、今後も燃えない、そして倒れないまちの実現を求めるために、市街地の不燃化であるとか、延焼遮断帯の形成、それから緊急輸送道路の沿道の建物の耐震化などを、強力に進めていきたいと考えています。来年度予算についても、こういった観点から、セーフシティのための予算を盛り込んだところであります。
小笠原の航空路開設について
TOKYO MX:このあと最終日となる、市町村長との意見交換会があると思います。きのう、小笠原の村長と意見交換されて、航空路についても要望があったかと思います。きのうの意見交換のあとに、村長がぶら下がりの取材で、6月30日の返還式典のときに、空港の一定の方向性を示してもらいたいと。で、式典にも知事に参加していただきたいというようなお話がありました。この発言について、知事の受け止めとお考えをお願いします。 小池:まず、6月30日に父島で返還50周年のお祝いの会が開かれるということで、島を挙げてご準備いただくこととなるかと思います。で、そこは祝賀パレードとか祝賀会などが開かれるというふうに聞いております。日程等々について、調整中ではありますけれども、ぜひ50周年の機会には訪問をしたいというふうに考えております。 それから、11の有人離島のうち、先日の神津島の訪問で、10まで、それぞれ回らせていただいて、唯一残っておりますのが母島でございますので、父島を訪れたあとかその前後で、母島のほうで、11全てを回って、達成はまずしたいと思っております。それから空港の関係でありますけれども、航空路の開設というのは村民の切なる願いであるということは認識しておりますし、また島民の安心・安全を確保する観点からも重要と考えております。 で、昨年7月に小笠原航空路協議会で確認しているんですけれども、自然環境との調和、自然遺産ですからね、何しろ。調和の観点から自然改変、これを変えるというその程度をできるだけ軽減した場合の滑走路案がどういうものが可能なのかなどなど、引き続きより具体的な検証を進めていきたいと考えております。 TOKYO MX:結論を出す時期については何かめどとかありますでしょうか。 小池:そうですね、いろんな角度からの調査をした上でということになるかと思います。 TOKYO MX:ありがとうございました。幹事社の質問は以上です。各社さんお願いします。 【連載】小池都知事が定例会見2018年2月16日 全文2へ続く