アウディCEO、ルノー撤退は影響なし!元フェラーリのビノット、2026年F1新エンジンは「順調に進歩」もライバル勢をリスペクト
アウディは、2026年に向けたワークスF1エンジン計画を撤回したルノーの決定に全く驚いていないと主張した。 ■ルノーは撤退、アウディは新規参戦 ルノーが2025年いっぱいで撤退する一方で、サウバーを100%買収したアウディは、2026年から新しいアウディ製エンジンをデビューさせる予定だ。 先日、アウディのF1全体責任者に就任した元フェラーリのマッティア・ビノットは、ドイツ製エンジンが競争力を持つまでには時間がかかると認めている。 「私はノイブルクを訪れたが、エンジンはダイノ上で順調に進歩しているよ。しかし、これは学習プロセスだ。我々は非常に確立された、素晴らしい経験を持つ組織と競争している。彼らは今年までの素晴らしい経験がある。レギュレーションは変わるが、当初はギャップを埋める必要があると思っている。そのギャップがどれほど大きいかは誰にも分からない」 ■ボッタス「勝つのは簡単ではない」 サウバーの現役ドライバーであり、2025年以降の契約が決まっていないバルテリ・ボッタスも慎重な姿勢を見せている。 「僕が見た限り、アウディは2026年には競争力を発揮できるかもしれない。しかし、簡単ではない。2026年は良いかもしれないが、すぐに勝つのは難しいだろう。それが厳しい現実なんだ」 ■アウディCEO「ルノーの決断は影響しない」 ルノー傘下のアルピーヌがパフォーマンス向上とコスト削減の近道を模索している中、アウディも同様のルートを検討しているのではないかと推測される。しかし、アウディのゲルノート・デルナーCEOはそうではないと強調している。 「ルノーの撤退は我々の決定に影響を与えることはありません。この問題を社内で議論したこともありません。アウディはF1への長期的なコミットメントをしています。」
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