転職して1ヵ月で「やめたい」…。両親に打ち明けたときに返された“驚きの言葉”
自分は子どもに、そうできているだろうか?
学校に行きたくない、習い事をやめたい。 子どもが言った時には、どうしたらよいのだろう。 そんな時には、この時の自分の救われた気持ちを思い出し、あの時の私なら、どう言って欲しかったか?を考えて言葉にするようにしています。 私の経験談の場合だと、すでに20代前半で、社会人。 自分の行動にある程度責任をもち、動ける年齢で、仕事というはじめての壁での出来事。 子どもの年齢や発達によっては、自分の意見を言うことが難しかったり、周りの意見に左右されやすかったり。 自分の本当の気持ちに気づくことが難しい子もいるかもしれません。 言葉にできる、できないに関係なく子どもを一人の人として尊重し、子どもには子どもなりの思いは必ずあるという考えは大切に。言葉や行動、体調などのサインも、見逃さないように注意しています。
子どもにとっての悩みの大きさ
小さな子どもたちにとっての大きな悩みは、園や学校、習い事、友人関係など、大人からしたら、小さなことかもしれません。 でもそれは、親になり、はじめての子育てにひとつひとつ考え、悩むのと同じように、まだ小さな子どもの世界では、それが中心であり、ひとつひとつの悩みが、子どもにとってははじめての経験で、きっとすごくすごく、大きなことで。 心がつぶれそうになることだって、出てくるかもしれません。 ママになって、はじめての育児の中で、「こうしなければならない」「こうするべき」と、誰かに教科書通りのことばかり言われるのって、一生懸命過ごし、悩んでいる中だと、しんどい時もありますよね。 そんなときに、否定せず聞いてくれて、自分の失敗談や、いろんな考え方のバリエーションを教えてくれたり、どんな時でも応援し、味方でいてくれる人の存在って、本当に大きいと感じませんか? 子どももやっぱり、同じなんですよね。 子どもを子ども扱いせず、一人の人の意見とし尊重し、しっかりと話をきくこと。 その上で、自分や周りの人の今までの経験や失敗談も話しながら、こんな場合もあるよ。と多方面からの見方を伝えてみること。 そしてなにより、意見に対しては、否定せず、子どもの絶対的な味方でいること。 そんな関わりで気持ちが救われる子も、多いのではないかと思います。 そしてその関わりが、生きていく中で軸となる、大切な支えに、なっていく、私のような場合も少なくはないと思います。 あくまでも一つの経験談ですが、日々のお子さんとの関わりの中で、こんな方法もあったなあと、思い出してくれたらうれしいです。 【Profile】にこはな(@nicohana.ouchi) 9歳、7歳、6歳、2歳の4児の母。産婦人科/NICU/小児科で看護師として勤務。ダウン症のある次男を出産後に退職。現在は保育園や障がい者福祉施設、放課後デイなどをまわり支援する看護師として勤務する傍ら、モンテッソーリ教師資格取得に向け勉強中。ベビーマッサージ/ヨガレッチ教室講師。小児専門理学療法士の夫と共に、運動×モンテッソーリを取り入れた療育×健常児も交われるような施設を開く夢の実現のために活動中。