友人が「将来もらえる年金が少ないから定年後も働く」と言っていました。自分がもらえる年金額は事前に分かるのですか?
将来もらえる年金に不安があるなら対策を
将来年金をいくらもらえるのかによって、老後資金の準備方法や今後の働き方も変わってくるでしょう。老後の生活費が月々いくらぐらいかかるのかを計算したうえで、年金のみの収入で足りるのかを考えてみることをおすすめします。 もし、将来もらえる年金額に不安がある場合は、定年後も働いて収入を得ることを検討したり、もらえる年金額を増やす方法を考えたりするとよいでしょう。定年退職後も再雇用という形で働き続ければ厚生年金への加入期間を延ばすことが可能なため、もらえる金額を増やせます。 もらえる年金額を増やすには、繰下げ受給を選択する方法も有効です。年金の受給開始を繰り下げた期間によって増額した年金を受け取ることができるため、検討してみるとよいでしょう。
「公的年金シミュレーター」で将来もらえる年金の見込み額を把握できる
日本年金機構から定期的に送られてくる「ねんきん定期便」の「公的年金シミュレーター二次元コード」を読み取ることで、スマホやタブレットで簡単に将来受け取れる年金の見込み額を調べることが可能です。利用登録やID・パスワードの発行などは必要ないため「大体の金額を知りたい」という人は試してみるとよいでしょう。 今回の事例でも「将来もらえる年金が少ないので定年後も働く」という友人がいるようですが、年金受給額に不安があるようなら、長く働いたり年金を増やす方法を考えたりしておくと安心かもしれません。 出典 厚生労働省 スマホで簡単に年金額試算「公的年金シミュレーター」を4月25日から試験運用を開始します! 厚生労働省 国民年金と厚生年金の仕組み(1~2ページ) 日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部