「神奈川ビジョン」発表 黒岩知事が会見(全文3)県が個人情報を持つのではない
LINEが情報を二次利用する恐れはないのか
朝日新聞:朝日新聞社の茂木です。まずLINEのシステムについて確認したいんですけれども、今、事業者さんが登録した情報は県が持つのではなくてLINEが管理するとおっしゃいましたが、その情報についてLINEが二次利用するような恐れはないんでしょうか。 黒岩:これはLINEが別に個人情報を持ってるわけではないですね、これは。LINEが運用してるだけでありまして、LINEが別に個人情報を持ってるわけではなくて。これはさっき言ったように、登録した者のところに情報が流れていくということですよね。 朝日新聞:ちょっと詳しい仕組みは分からないんですが、店舗を利用した情報が二次利用される恐れはないということでよろしかったですかね。 黒岩:そうですね。これ、LINEでそのお店のQRコードを読み取ったらば、そのあとそのお店で感染者が発生したという情報が保健所を通じて県に入ったら、それがLINEを通じてその人にいくという、この流れだけですね。 朝日新聞:分かりました。 黒岩:じゃあちょっと。
休業要請解除で東京都と足並みをそろえるのか
A:ICT・データ戦略課副課長です。補足説明させていただきますと、2点ございます。まず、先ほどちょっとありました時期ですけれども、事業者さんのほうを登録していただく仕組みと、それからLINEのほうで登録していただく仕組みと、基本的にはその仕組みを連携させることがありまして、それを今、鋭意に進めておりまして、月内、できればすぐさま準備ができましたら始められるようにしたいと考えております。鋭意に準備を進めているところです。 もう1つ、個人情報のことに関してですが、基本的にはLINEのところは個人情報というのは個人が特定できる形では持っていませんので、利用者の方がQRコードを登録していただきましたら、匿名にされた状態で登録されていて、ある方が感染しました、その人も同じようにそこにいたという情報がありましたら、情報が使われましたら、保健所の、その人、登録している人たちに、そこの店に同じ時期にいた人たちにメッセージが届くということで、誰かを特定して案内するという形ではないです。以上です。 朝日新聞:あと、休業要請の段階的な解除についてお尋ねしたいんですけども、先ほどの質問にもありましたが、東京都はすでにステップ0からステップ3までの4段階のイメージを公表しておりますが、神奈川県は今、検討中ということですけれども、必ずしも東京都と足並みをそろえるということではないんでしょうか。 黒岩:東京都さんのステップ1とか2とかって書いてあるものっていうのは、最初は美術館と博物館とかですかね。われわれはそういう発想はあまりないですね。だから基本的に考え方が違うと思いますね。