新車で168万円からだったトヨタ「MR-S」を手に入れる最後のチャンス! 低走行車は価格上昇中…ミッドシップの隠れスポーツカーでした
底値で手に入れるのは今がラストチャンス!
日本で初めての量産市販ミッドシップ乗用車となったトヨタ「MR2」。その系譜を受け継ぐモデルとして、1999年に登場したのが「MR-S」となります。そのボディはクーペではなく、オープンタイプがあてがわれました。ちなみにオプションとしてディタッチャブル式のハードトップも用意されていました。当時の価格はBエディションが168万円と、安価で魅力的な1台となっていました。 【画像】ミッドシップライトウェイトを楽しむなら今! トヨタ「MR-S」を見る(全17枚)
エンジンは1ZZ‐FE型を搭載
トヨタ「MR-S」は、先代SW20型「MR2」までの過給機付き仕様も用意されるハイパワーモデルとは一線を画し、ミッドシップレイアウトはそのままに1tを切る軽量ボディとオープンエアモータリングを楽しむことができるライトウェイトオープン2シーターとして生まれ変わったもの。ただ日本国外では引き続きMR2の名称が使われていた地域もあったように、MR2の直系モデルであることは間違いない。 そんなMR-Sは、それまでのハイパワーエンジンとは別れを告げ、1.8Lの自然吸気エンジンである1ZZ-FE型のみのラインアップとなった。トヨタとしては同系統のエンジンとして190psを発生する2ZZ-GE型も保有していたが、やみくもにパワーに頼るよりもライトウェイトスポーツらしい走り味を実現するために、あえて1ZZ-FE型を搭載したと言われている。 組み合わされるトランスミッションは5速MTのほか、2000年8月には2ペダルMT仕様の5速SMT(シーケンシャルマニュアルトランスミッション)を設定。これは3ペダルMTをベースにクラッチ操作を不要としたもので、AT限定免許のユーザーでもMT車のような走りを楽しむことができるものとなっていた。 デビュー当初は装備充実の上級グレードのほか、アルミホイールやパワーウインドウはおろか、エアコンすらも標準装備されない「Bエディション」というグレードが存在し、モータースポーツベース車かと噂されたが、結局MR-Sを使ったワンメイクレースなどは開催されることはなく、Bエディションもモデル途中で姿を消している。