いざ海へ!69歳の元ベテラン船長は高校1年生
(鮫島耕児さん)「(見習い時代を)思い出す。よく怒られていた」 長年、船長として号令を出してきましたが、きょうは号令を受ける側です。舵を握れば、船長の表情に。 釣り場は、枕崎港から20分ほどの沿岸。竿は使わず、釣り糸を手で持ち操作する手釣りです。鮫島さんのお目当ては… (鮫島耕児さん)「タイがかかればいいな」 すると、早速。 (鮫島耕児さん)「何かつついている」「タイが釣れました、やったぜ」 さすがベテラン、1匹目から狙い通りです。生徒たちにも、釣り方のコツを伝授します。生徒たちにとって、世界中の海を渡ってきた鮫島さんの存在は、生きる教科書です。 (生徒)「クラスのみんなも憧れるし、海になるとやっぱり耕児さん頼りになる」 (実習船「拓青」西村大作船長)「鮫島さん場合、僕より上級の船舶免許をお持ちで、自分の体験談を子どもたちに話しているので、生徒たちには良い刺激になっていると思う」 (いけすを覗く生徒たち)「えーめっちゃ釣れている」 5時間ほどで、今が旬のマダイやアジなど、およそ50匹が釣れました。釣った魚はその場で刺身に。鮫島さんが包丁を握ります。 (鮫島耕児さん)「ぷりっぷり。この上ない幸せ」 (鮫島耕児さん)「最高だった、きょうも。第二の青春。素晴らしい3年間だったと思えるような1日1日、1時間1時間を大切にしていきたい」 高校生となって出る、2度目の海。人生の新しい1ページとなりました。
南日本放送