サウスゲート監督、イングランド代表メンバーが克服した恐怖について語る「失敗を恐れていた」
イングランド代表を率いるギャレス・サウスゲート監督は、UEFA EURO 2024(ユーロ2024)開幕からしばらく「選手たちは失敗を恐れていた」と明かし、その恐怖を克服したと語った。イギリス紙「イブニング・スタンダード」が伝えている。 【動画|SPOTV NOW特集番組 World Beaters】イングランドの希望 ブカヨ・サカ イングランド代表の選手たちは、今大会の序盤に抱えていた恐怖を乗り越え、新たな歴史を作るという考えを持ったようだ。同代表は、ユーロ2024の準決勝でオランダ代表と対戦する。勝利すればEUROでは初めて、海外の地で決勝戦に臨むこととなる。 サウスゲート監督率いるイングランド代表は、グループステージ第1節のセルビア代表戦に勝利したものの、続くデンマーク代表、スロベニア代表との試合では引き分けた。同監督は、グループステージの段階で選手たちが抱えていた恐怖について、こう振り返った。 「大会の序盤は、我々はうまくスタートできなかった。私にとって興味深い経験だったのは、選手たちが『なにか失敗するのではないか』という恐怖を抱えていたことだ」 そして、サウスゲート監督は「周囲からの期待が原因だったのかもしれない」と分析し、選手たちの心に訪れた変化を説明した。 「いま、選手たちは『なにを達成できるのか、自分たちにできることは何か』という考え方を大切にしている。スイス代表戦では“自分たちらしさ”を見つけることができたと思う。あの試合には、オランダ代表戦にいかせるものが多くあった」 また、サウスゲート監督は「新たな歴史を作るチャンス」が選手たちのモチベーションになっていると語った。 「海外の地でEUROの決勝に勝ち進んだことはない。我々は『新たな歴史を作る』このチャンスをモチベーションにしなければいけないし、選手たちも同じ考えだ。いまこの瞬間が大事であり、過ぎたことはなんでもない。選手たちのせいではないし、ましてや心配することでもないんだ」
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