「オートミールブームの仕掛け人」青江教授が実際に食べているこだわりの美腸朝ごはんの定番は?「専門家のリアルな腸活事情」【大妻女子大学教授に聞いた】
体や心の不調に悩むオトナサローネ読者に向けて、腸活の記事を強化するべく取材を続けているオトナサローネ。そこで訪問したのが、一般社団法人日本美腸協会主催のトークイベント『腸の力がアップする美腸食革命』です。 【画像ギャラリー】青江教授が実際に食べている朝食 登壇した大妻女子大学家政学部食物学科の青江誠一郎教授は、日本のオートミールブームの仕掛け人。もちろん、自身も腸活を意識した食生活を実践しているそうです。「先生の食生活、絶対に聞きたい! 読者に届けたい!」と、さっそく詳しい話を聞きました。 取材後、本記事ライターのナイトウもトライしてみたので、そのレポートもお見逃しなく!
主食に発酵性食物繊維を取り入れ、効率よく摂取
Q青江教授は、美腸食を毎日実践していると伺いました。食事で心がけていることは? A発酵性食物繊維を意識してとることです。発酵性食物繊維の特徴は、善玉菌に食べられて発酵し、善玉菌の増殖をサポートすること。それだけでなく、全身の健康維持に役立つ短鎖脂肪酸を生み出すこともできます。 Q短鎖脂肪酸について、詳しく教えてください。 A善玉菌がエサとして食べることで、大腸内に作られる物質です。主に「酪酸」「酢酸」「プロピオン酸」を指します。体脂肪を減らす、基礎代謝を高める、免疫力が高まるといった効果が期待できます。 Q発酵性食物繊維には、どのような食材がありますか? A代表的な食材をご紹介します。 ・穀類……大麦、オートミール、小麦全粒粉、ライ麦、玄米など ・野菜、果物……バナナ、キウイ、モロヘイヤ、オクラ、タマネギ、ごぼう、らっきょう、とうもろこし、アボカドなど ・豆類……大豆、小豆など ・海藻類……わかめ、のり、昆布、もずく、めかぶ、ひじきなど、 ・いも類……さつまいも、ジャガイモ、長いもなど Q発酵性食物繊維を、毎日どのようにとっているのでしょうか。 A「主食から摂取する」がモットーです。もち麦ごはん、雑穀米、ライ麦パン、シリアルなど、雑穀を必ず食事に加えます。主食にすると、発酵性食物繊維の量が多くとれますから。
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