佐野海舟、マインツでの最初の半年間の評価は? 地元紙「この日本人選手がどれほど改善したかはもはや…」
マインツに所属するMF佐野海舟のこれまでのパフォーマンスが地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』で高い評価を得ている。 ブンデスリーガは第15節消化時点でウィンターブレイクへ。マインツは開幕からのリーグ戦7試合で2勝2分け3敗とやや不安定なスタートを切るも、第8節ボルシアMG戦(1-1)、第9節フライブルク戦(0-0)を引き分けてからは第13節ヴォルフスブルク戦(3-4)をのぞいて5勝と波に乗る。第14節では首位バイエルン・ミュンヘンを2-1で破ると、第15節でも今季好調のフランクフルトとのダービーを3-1で制し、5位で冬季中断期に入った。 そして、『アルゲマイネ・ツァイトゥング』はドイツ代表初招集を受けた24歳FWヨナタン・ブルカルトに最高点「1」を与え、マインツで今季これまで最も輝いた選手として選出。また、29歳GKロビン・ツェントナーやブレイク中の22歳の攻撃的MFパウル・ネーベルは「2」に続き、佐野や中盤でのその相棒のMFナディエム・アミリ、韓国代表MFイ・ジェソンやDFシュテファン・ベル、DFドミニク・コアは「2.5」と次いでいる。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低) 同紙は佐野について、「前半戦が進むにつれ、この日本人選手がどれほど改善したかはもはや信じられない」と表現。「最初はしばしば真空の中で動き、自身の強みを示すことはほとんどできなかった。だが(監督のボー)ヘンリクセンは常に彼に信頼を寄せ、それは良い決断だったのだ。佐野はマインツのサッカーでの自身の役割を見つけ、プレーメイカーのアミリの隣でエンジンルームでの重要なワーカーになったのだから」とも記されている。 なお、『キッカー』は半年毎に発表するランキングで佐野を中盤カテゴリーに選ばなかったものの、 “新たにレーダー上にある”注目の新人選手の1人として紹介。「マインツが5勝したウィンターブレイク前の直近6試合で、佐野は定期的にトップ・パフォーマンスを披露した。フィニッシュにおいては改善の余地あり」などと記されている。