「ブルーバックスの一時代が終わった…」延べ200冊以上に唯一無二のイラストを描いてくださった永美ハルオさんを悼んで
たい焼きをご馳走になって
ブルーバックス編集部には、雑誌ではたらいていた時代に永美さんに画稿を頂戴していた者も在籍しています。 以下にご紹介するのは、当時の作品の一部です(週刊現代連載「クローズアップ 日本史偉人列伝」楠木誠一郎著に掲載されたもの)。 永美さんは当時、毎週毎週、雨の日も風の日も締め切りに遅れることなく、ご自宅から講談社まで徒歩で原稿を届けてくださったそうです。20km近くの道のりですからかなりの時間がかかったはずで、永美さんの律儀なお人柄が偲ばれます。 時折、一緒に散歩をさせていただく機会があったという担当者は、その道すがらたい焼きをご馳走になった経験もあるそうで、これは全編集部員が妬むような羨ましいエピソードです。
「ブルーバックスの一時代が終わった」
永美さんの訃報を編集部のOBたちに連絡した際、異口同音に「ブルーバックスの一時代が終わったね」という話になりました。本当にそのとおりです。 永美さんが天国で都筑さんと再会され、また新たなコラボレーションを楽しんでいらっしゃる姿をついつい夢想してしまいます。 永美ハルオさん、長いあいだ本当にありがとうございました。 衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ブルーバックス編集部(科学シリーズ)