DeNA・ケイ、初回は制球に苦しみ40球投げるも…6回3失点で4勝目!山本祐大「上手くアジャストできてきた」
● ロッテ 3 - 13 DeNA ○ <2回戦・ZOZOマリン> DeNAのケイが12日のロッテ戦に先発し、6回・100球を投げ、7被安打、2奪三振、3与四球、3失点で今季4勝目を手にした。 ケイは初回、先頭の石川慎吾に四球、続く友杉篤輝にセンター前に運ばれ、一死後、ソトに適時内野安打で2点を失う。後続を打ち取りなんとか初回を2点で抑えたが、3与四死球、1回だけで40球を投げた。 初回のケイの投球に、マスクを被った山本祐大は「ちょっと慎重になり過ぎたという所と、風が吹いていたという部分で変化球がアジャスト出来ていなかった」と指摘した。 初回は苦しんだケイだが、2回以降は立ち直り、尻上がりに調子を上げていく。山本は「上手くアジャストできてきたというのと、5回までしっかり投げてくれるプランを作ってくれたので、凄く良かったなと思います」と評価。 特に3回はわずか4球でロッテ打線を片付けた。山本は「あの回は真っ直ぐがメインでしたけど、向こうも早く打ってくれたというのもありますし、しっかりゲッツーを完成させてくれた二遊間のおかげでもあります。そういった面で良かったと思います」と振り返った。 2回以降も走者を出しながらも要所を締め、終わってみれば6回・2自責点とクオリティスタート(6回以上3自責点以内)をクリア。これでケイは7試合連続でQS達成となったが、山本はケイのゲームメイク能力に「やはり試合を作ってくれるなというイメージもありますし、点を取られても粘り強く投げてくれる印象があるのでそういう結果に繋がっていると思います」と分析。2-3の7回に味方が6点を奪い逆転に成功し、ケイは4勝目を挙げた。 ケイはこの日の投球に「初回結構苦しかったんですけど、何とかそこから粘って6回を投げ切る事が出来て良かったです」と振り返り、「その中で打線も点をとってくれて良い試合になりました」と感謝した。「ゲーム序盤は少し力が入り過ぎて力んでいたので、大原コーチと話をしてアジャスト出来たので中盤以降しっかり投げる事が出来たと思います」と話していた。 (取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
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