大阪府「まん延防止等重点措置」適用 大阪市内で午後8時まで時短要請 吉村知事「守っていただけなければ罰則もあるため、より強い措置に」
大阪府「まん延防止等重点措置」適用 大阪市内で午後8時まで時短要請 吉村知事「守っていただけなければ罰則もあるため、より強い措置に」
大阪府は1日夜、大阪府庁で「第43回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を開いた。政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同日夜、今月5日から来月5日までの1か月間にわたり、大阪府などに「まん延防止等重点措置」の適用を決定。これを受け、大阪府は同日夜に同会議で、大阪市を対象地域として同市内の飲食店などを対象に、営業時間を午後8時までと要請することなどを決めた。 【中継】大阪府がコロナ対策本部会議 「まん延防止等重点措置」適用受け(2021年4月1日)
大阪市域において若い世代を中心に感染がこれまでにない急拡大
吉村知事は会議終了後の囲み会見で「現在、特に大阪市域において若い世代を中心に感染がこれまでにない急拡大をしています。この傾向はしばらく続くと予想されます」と説明した。 そして、感染が急拡大する大阪市全域を「まん延防止等重点措置」の対象エリアとし、措置の期間中は同市内の飲食店などを対象に時短要請を午後8時までとすると決定した。大阪市外は午後9時までとする。
正当な理由がなくマスクの着用に応じない客の入場を禁止
また、飲食店へのお願いとして、会食時のマスク着用を客に周知する、正当な理由がなくマスクの着用に応じない客の入場を禁止、店内にアクリル板や二酸化炭素の濃度を測定するCO2センサーの設置、カラオケ設備のある店については設備の利用の自粛を要請する。
4人以下でのマスク会食の徹底を
府民に対しては、4人以下でのマスク会食の徹底、少しでも症状がある場合は早めに検査を受ける、時短要請の上限時間以降に飲食店などにに出入りしない、歓送迎会や宴会を伴う花見は控える、大阪市内での不要不急の外出や移動の自粛、大阪府外への不要不急の外出や移動の自粛を呼びかけることを決めた。
「感染が拡大するエリアに集中して対策を実行することができる」
報道陣からは、今回の措置によってどういった効果があるのかという質問があった。 それに対し、吉村知事は「感染が拡大するエリアに集中して対策を実行することができる。政令上の義務の中でいろんな解釈がありますが、感染対策を実行する措置が明記されている。これまでは任意のお願い、要請レベルですが、今後、守っていただけなければ罰則もあるためより強い措置になるので大きな意味になると思う」と述べた。