松井市長、大阪市の聖火リレー「大変残念ですが見合わすべき」
松井市長、大阪市の聖火リレー「大変残念ですが見合わすべき」
大阪市の松井一郎市長は1日午後、大阪市役所で定例記者会見を開き、新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」の適用が決定した場合、大阪市内での聖火リレーについては「大変残念ですが、見合わすべきかなと思います」と述べた。 【中継録画】大阪市の松井市長が定例会見(2021年4月1日)
吉村知事も大阪市の聖火リレー中止の考え示す
聖火リレーをめぐっては、大阪府の吉村洋文知事が同日、大阪府庁で行われた囲み会見で、国に要請した「まん延防止等重点措置」の府への適用が決定した場合、対象地域となる大阪市内では中止すべきだとの考えを示した。
各地の聖火リレー「どうしても人が集まっているのがみられます」
松井市長の会見でも報道陣から吉村知事の発言に対する質問が出て、松井市長は「国の基準からいってもそういう形になるんじゃないの。これだけ感染者が増える中で、やはり聖火リレーの全国の様子をみてますと、対応はみなさんされてますが、どうしても人が集まっているのがみられます」と話した。 また「そこには密もあります。今回の新しいウイルス株は非常に感染のスピードが速く感染力が強いといわれてますから、大変残念ですが、聖火リレーについては見合わすべきかなと思います」と話した。
歓送迎会や宴会を伴う親睦会などは控えて
会見冒頭には「大阪では新規感染者数が急増しておりまして、吉村知事は大阪市内を対象地域としておそくとも5日から『まん延防止等重点措置』を国に要請しました。これ以上、感染を拡大させないため、歓送迎会や宴会を伴う親睦会などは控えていただくようお願いします。会食は4人以下、マスク着用の徹底をおねがいします」と強く呼びかけた。
花見客が多い公園については巡回をしながらアナウンスや声かけも実施
現在は花見シーズンということもあり「お花見も今が満開の見ごろですが、シートを敷いての花見は自粛をしていただくようお願いします。花見客が多い公園については巡回をしながらアナウンスや声かけも実施していきますので、ご理解ご協力をお願いします。重症者の増加も速度を増しており、医療供給体制のひっ迫が懸念される、医療崩壊を起こさないためにも市民のみなさん一人ひとりの心がけが大切であります。ご不便をおかけしますが、ぜひご協力をお願いします」と語った。
USJの成人式「柔軟に対応していきたい」
会見では、5月にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で予定されている、大阪市の成人式を開催するかどうかについての質問もとんだ。 それに対し、松井市長は現時点で国から、まん延防止等重点措置の期間は5月6日までとの情報をもらっているとし「成人式についてはそれ以降の形で日程調整してますから、なんとか感染拡大を抑えて、一生に一度の成人式なんでなんとかやらせてあげたいと思っています。それは感染の状況次第です。状況の変化もあるでしょうから、我々としてもUSJさんと絶えず連絡をとりながら、柔軟に対応していきたいと思います」と話していた。