NISAで5年積み立てた友人に「70万円」の利益が出ていました。40代ですが、今から始めても遅くないでしょうか?
NISAは、少額から始められる非課税投資制度です。最近では、友人や周囲の人からNISAの話題を聞くことも増えたのではないでしょうか。この記事では、40代からのNISAについて解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
40歳からの投資について
40代からの投資は遅すぎることはないでしょう。多くの人が投資を始める目的として挙げるのは、給与以外の収入源を増やすことや、定年退職後に備えた老後資金の確保です。 少子高齢化の進行により、年金の支給開始年齢が引き上げられるなか、年金だけで生活するのは不安だと考える人が増えています。そのため、60歳や65歳以降の退職後の生活に向けて資産形成を行うことが、投資を始める大きな理由の一つとなっています。 40代からの投資であれば、定年退職後に備えるための十分な期間があるため、十分に早いタイミングだといえるでしょう。 もちろん、投資は早く始めるほど効果的であることに変わりはありません。というのも、早期に始めることで資産を長期間にわたって増やせる可能性が高まるからです。
40代のNISA口座数
金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」によると、2023年9月末時点で40代のNISA総口座数は385万3211口座に達し、3ヶ月間で5.3%増加しています。 この増加率から、40代の人々がNISAを活用した資産運用に関心を寄せていることが想定できます。
40代からNISAを始めるメリット
40代から資産運用を始めることに不安を感じるのは当然ですが、遅すぎるということはないでしょう。40代からNISAを始めるメリットについて解説します。 ■長期的な資産形成が可能 40代は、定年とされる65歳まで約20年の期間があります。なお、定年で辞めなければならないという決まりはなく、70歳や80歳まで運用を続けることも可能です。80歳を目標にすれば、最長で40年という運用期間が確保でき、中長期的な視点で資産を育てることが可能です。 ■ライフプランに合わせた運用が可能 40代は20代や30代に比べ、収入や生活が安定し、退職後の生活設計が具体的にイメージできる時期といえるでしょう。これまでの家計管理の経験から、より現実的な数値でライフプランを作成できます。不足する資金を把握し、それに合わせた投資計画を立てることができるでしょう。