話題の「K袋麺」をラーメンライターが実食! じゃがいも麺からチャパゲティまで…食欲そそる厳選9
年間消費量は日本の1.5倍! インスタントラーメン大国「韓国」
’00年代初頭、あの『冬のソナタ』から始まった韓国ブーム。現在は「第4次」とも「第5次」とも呼ばれるブームに突入しているという。ドラマや音楽などのカルチャーが牽引する中、かの国を代表する麺文化も浸透し始めている。それが、袋タイプのインスタント麺――K袋麺だ。 【画像・全28枚!】美味そう…! 話題の「K袋麺」を徹底分析! そもそも、韓国は名だたるインスタントラーメン大国で、1人あたりの年間消費量は76.2食に及ぶ(ちなみに日本は年間48.2食)。代表格は、日本でもおなじみ「辛ラーメン」だが、最近はユニークな袋麺が続々上陸。ドン・キホーテやカルディ、さらにダイソーなどの100円ショップでも入手できるようになっている。多彩な味わいが楽しめる「K袋麺」の世界を紹介しよう。 ◆じゃがいも練り込み麺がトゥルンと口中を踊る! 「カムジャ麺」(農心)/実勢価格:204円(編集部調べ) 麺の素材といえばラーメンやうどんなどの小麦、そば、ビーフンやフォーなどの米が一般的だが、アジアでは豆や芋のデンプンを原料とする麺も多い。K袋麺でまず推したいのは、その名もズバリの「カムジャ(韓国語でジャガイモ)麺」だ。 ジャガイモ成分を50%以上も配合した麺は、一口目ではモチモチ感が実に印象的。しかし、食べ進むうちに「麺の味変」に驚かされる。ジャガイモのデンプン質がじわじわ溶け出し、麺の表面が滑らかに! シコツル麺がトゥルントゥルンになっていく様は、何とも官能的だ。スープはコショウが効いたピリ辛テイスト。しっかりと韓国料理の気概を感じる。 ◆辛味噌スープが食欲を増進!「安城湯麺」(農心)/実勢価格:177円(編集部調べ) 韓国の袋麺といえば「辛ラーメン」が代表格。辛ウマ麺としてファンが多いが、いかにも赤唐辛子が効いたスープに腰が引けてしまう方も多いだろう。そこでビギナーにおすすめなのが「安城湯麺」。「辛ラーメン」を手がける農心が「韓国ラーメンの定番」とうたう一品だ。 韓国には味噌のように大豆を発酵させたテンジャンという調味料があり、味噌ベースの麺料理も多い。こちら「安城湯麺」は、牛ベースに韓国味噌と唐辛子を合わせたスープ。まろやかな味噌味の奥に、ほどよい辛さが立ち上がってくる。