浮気して子供を捨てたのに、元夫が払うのはたったこれだけ…?サレ妻が絶句した養育費「驚きの算定金額」
ドラマ『夫の家庭を壊すまで』の大ヒットも追い風となり、いま、SNSでは「サレ」「シタ」という言葉が飛び交っている。これまで泣き寝入りをすることの多かった「サレ妻(夫)」が、相手に鉄槌を下すべく、浮気の経緯をSNSで発信しはじめたのだ。なかには、浮気調査や親権獲得への流れを“実況中継”する猛者も。 【マンガ】サレ妻が衝撃…元夫からもらえる養育費の「月額」 「いま、それこそ刺し違える覚悟をもったサレ妻(夫)たちが、立ち上がり始めているんですよ」――こう話すのは、ベテランコミック編集者のSさん。彼女も夫の不倫をきっかけに離婚したばかりの、当事者だ。 前回記事〈ラブホテルで「部屋選び」の最中に…サレ妻が依頼した探偵事務所「張り込み」のヤバすぎる全容〉に続いて、Sさん自身の壮絶な実体験をマンガ化した『探偵をつけて浮気に完全勝利する』(ワニブックス刊)よりサレ妻を襲う「養育費算定表」の悲痛な実態について特別に紹介しよう。
「月3万円程度」で人生リセットはありえない!
信頼していた夫(妻)に浮気をされ、探偵と一緒に証拠集めをし、子どもを守るために戦い、ようやく子どもたちの“養育費”を決めるところまできた……そんなサレ妻(夫)たちに、まさに“襲いかかる”のが、夫と妻の年収によって金額が算定される「養育費算定表」。 Sさんが養育費について相談した区の家庭相談員は、こう話したという。 「結局、この表(養育費算定表)は双方の年収の折り合いでしかないんですよね、本来なら実費折半でもいいのに」「ちなみに、養育費の平均額は(一人あたり)大体3万円程度になることが多いです」 ――言葉を失う話だが、浮気に苦しみ、子どもと一緒に新しい生活を立て直していくサレ妻に、裏切った相手から「月3万円程度」しか振り込まれない、というケースが多くを占めるのだ。 おだやかなSさんが、声を荒げた。 「役所に行ってこの話を聞き、正直『じゃあ、あなたが3万円で子どもを育ててみて!』と叫びたい気持ちになりましたよ。子どもには本当にお金がかかる。子育てしている人ならおわかりかと思いますが、急な出費ばかりですし、子どものやりたいことだって、できるだけやらせてあげたい、と思うのが親心。 とうてい3万円ではまかなえず、多くの女性は実家を頼るしかない。だから、子どもの学校でも急に引っ越しが決まったお友達がいると『あの子のお母さんも、見えない苦しみがあったのかな……』と胸が締め付けられるんです」 「浮気・離婚」の最悪コンボだけでもメンタル・体力が大きく削られているのに、この「大体3万円程度」は、どれだけ母親を愚弄するつもりかと、おなじく子どもを育てる筆者にとっても、反吐が出るような話だ。Sさんは、さらに語気を強め、つづける。 「そもそも、頼る実家のない人はどう暮らすんですか? 取材でお会いしたサレ妻のなかには『(夫を)見る目がない自分が悪かった』とご自分を責める人もいますし、『こんな自分で申し訳ない』と泣きながら生活保護という道を選ぶ人もいるんです。どうにか満足いく養育費を勝ち取れたわたしですら、『いっそ、子どもと死んでしまった方が楽なのでは』と思い詰める日だってあるんですから……」