「奥能登国際芸術祭」開催地の珠洲市を支援する「奥能登珠洲ヤッサープロジェクト」がスタート。
能登半島には「能登はやさしや土までも」という言葉がある。その言葉通り人々のやさしさ、暖かいもてなしに心打たれた人もいるだろう。芸術祭では作品を通じてアーティストと鑑賞者がつながるだけでなく、足を運ぶ人と地元の人々との交流も生まれる。それも芸術祭の役割のひとつだ。
「奥能登珠洲ヤッサープロジェクト」では珠洲市の現状を発信し、地元のニーズに応じた支援活動を行う。ボランティアのコーディネートや、復興に必要な事業の立ち上げも行う。また、これらの支援活動のために基金も設立した。復興には長い時間がかかることが見込まれる。諦めることなく少しずつでも前に進めるよう、心を寄せていきたい。 関連記事:平手友梨奈が金沢と奥能登のアートを巡る旅へ。9月8日発売号『アートを巡る秋の旅。』 関連記事:【平手友梨奈・本誌未発表カット公開!】奥能登国際芸術祭2023がいよいよ開催。 関連記事:パワーアップした“さいはての芸術祭”、『奥能登国際芸術祭2023』レポート。
奥能登珠洲ヤッサープロジェクト
「奥能登国際芸術祭」の総合ディレクターである北川フラムを中心に結成。プロジェクトの公式サイトでは、被災後の常設アート作品の点検情報や、詳細な活動報告が随時更新されている。また「奥能登珠洲ヤッサー基金」で寄付も募っている。
text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano