Web検索すると危険なセレブトップ10! AIディープフェイク詐欺の新たな脅威【マカフィー調べ】
近年、巧妙化しているオンライン詐欺の手口。特にAIの進化によって生まれた「ディープフェイク」は、既存の映像や音声を悪用した新たな詐欺だ。サイバー攻撃者は有名人の顔や声を驚くほど精巧に再現できるようになり、この技術を使ってユーザーを騙してマルウェアをインストールさせたり、危険なウェブサイトに誘導したりする詐欺が増加している。2024年に最も詐欺に悪用されやすい有名人は誰なのだろうか。 【画像でわかる】Windows 10の終了まであと1年! でも「22H2」にアップデートしていないとすでに危険だって知ってた?
ディープフェイク詐欺に利用されやすいセレブトップ10
ディープフェイクが問題なのは、この技術によって作られた偽の動画や音声が、本物と見分けがつかないほど精巧になっていること。有名人の名前や肖像が、無断で広告や推薦文、さらには詐欺的なキャンペーンに使用されており、消費者は知らず知らずのうちに詐欺の罠にはまってしまう。もはや有名人が出ているからといって、その企業や商品が信用できるとはいえない時代となった。 では誰が詐欺に悪用されやすいのだろうか。マカフィーが発表した「2024年オンラインで検索すると危険なセレブTOP10」を見ていこう。 1位はスカーレット・ヨハンソン(俳優兼歌手)。本人はAI生成コンテンツへの無断使用に反対する積極的な支持者であるが、広告や推薦文に無断で自身の名前と肖像が使用されてきた。 2位はカイリー・ジェンナー(インフルエンサー)。リアリティ番組の出演者で、自身のコスメブランドで成功を掴むが、偽物のカイリー・コスメティック製品やウェブサイト、名前と肖像が無断でSNSのプレゼントキャンペーン詐欺に使用されている。 3位はテイラー・スウィフト(歌手)。有名人の推奨、チケット詐欺、商品プレゼント詐欺、政治的推薦など、名前と肖像が多数無断で使用された。
ディープフェイクから身を守る方法とは?
4位から10位は以下の通り。4位はアニヤ・テイラー=ジョイ(俳優)、5位はトム・ハンクス(俳優)、6位はサブリナ・カーペンター(歌手)、7位はシドニー・スウィーニー(俳優)、8位はブレイク・ライブリー(俳優)、9位はジョニー・デップ(俳優)、10位はアディソン・レイ(歌手兼俳優)。これらの詐欺による被害額は、250ドル(約3万7千円)から50万ドル(約7千4百万円)以上に及ぶケースもあるという。 オンライン詐欺から身を守るためには、まず情報の出どころを常に検証し、不確かなコンテンツの共有や利用を避けるすることが重要だ。さらに、怪しいと思ったコンテンツには慎重に接して、個人情報などを安易に入力しないことや、安易にリンク先をクリックしないこと、安易にファイルをダウンロードしないことなどが求められる。また、ディープフェイクの特徴を知っておくことも重要だろう。不自然な瞬きや唇の動きなどがないか、注意深く観察する必要がある。 AIが進化したことで、仕事や生活が便利になる一方、新たな脅威も誕生している。ユーザー一人ひとりが、オンライン上の情報に対して常に注意を払って安全にインターネットを利用していきたい。 出典元:【マカフィー株式会社】
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