「鈴木誠也のトレード交渉がスタート」の一報にカブス地元メディアがMLB6位の数値あげ猛反発「放出は単純に理にかなっていない」
カブスの鈴木誠也外野手(30)とアストロズのカイル・タッカー外野手(27)が絡むトレードの交渉が始まったと11日(日本時間12日)、米国を代表するジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者らがSNSなどで報じた。 ◆畠山愛理さん投稿、カブス・鈴木誠也と愛息のバックツーショット【写真】 複数の関係者が同記者に明かしたところによれば、カブス側は鈴木とイサック・パレデス内野手(25)、アストロズ側はタッカーを含むトレードの『前交渉段階の話』が既に始まったという。 鈴木の契約には全球団へのトレードを拒否できる『完全ノートレード条項』が盛り込まれているが、地元AM局WSCRによれば、ウルフ代理人は鈴木自身も「しかるべき状況ならば柔軟にいく」と、トレードに応じる姿勢だと明かした。 この一報を受け、カブス地元メディアのCHGOスポーツは「鈴木誠也のWRC+は2024年のメジャー全体の外野手(規定到達組)で6位だ」と、トレードに猛反発した。リーグ平均を100で換算した得点創出力の指数『WRC+』は、今季の鈴木が138。メジャー全体ならば16位で、1位はアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の218、2位は大谷翔平(ドジャース)の181となっている。 また、同メディアは「鈴木誠也を放出するのは、単純に理にかなっていない。たとえタッカーをトレードで獲得したとしても、来オフは間違いなくFAとなる。ゴーサインを出せる唯一のケースは、ジェド(ホイヤー編成本部長)がオーナーから『タッカーの延長契約に必要な費用の捻出を保証する』という言質を得られたときだ」と付け加えた。 直近4シーズンの平均が28本塁打、90打点、OPS・888、20盗塁のタッカーは、来オフにFA権を取得予定。市場に打って出た場合、米ジ・アスレチックは「総額4億~5億ドル(約608億~760億円)の契約を手にする可能性が高い」としている。
中日スポーツ