遮断機も警報器ない“危険な踏切” 電動車いすに乗った男性の死亡事故を受けて『閉鎖』へ 京都・舞鶴市
MBSニュース
遮断機も警報機もない踏切。死亡事故を受け、閉鎖されました。 12月26日午前、バリケードが設置され閉鎖された踏切。舞鶴市の京都丹後鉄道「宮舞線」・西舞鶴駅付近にある下由里踏切です。 この踏切は、警報機や遮断機がない「第4種踏切」で、2023年4月、電動車いすに乗った男性(当時86)が踏切を渡る際に列車に接触し死亡しました。事故後、鉄道の運行会社と舞鶴市は地元自治会と協議を重ね、その結果、下由里踏切は見通しが悪く、警報機や遮断機を設置しても事故になる危険性があり、安全を優先すべきだとして、11月、閉鎖が決まりました。 閉鎖によって、住民は約400m離れた由里踏切か、約200m離れた女布踏切で線路を渡ることになります。 (住民)「しかたないです。便利なんですけど。何人も亡くなっておられるんでしかたない」 踏切は国土交通省への届出を経て1月25日に正式に廃止される予定です。
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