クーリングオフ申し出たのに「契約解除できない」とうそ告知疑い、福岡市の住宅設備会社経営者ら3人を逮捕
福岡、佐賀両県警は12日、福岡市東区の住宅設備工事会社の経営者(41)(福岡市中央区)ら幹部3人を特定商取引法違反(不実の告知)容疑で逮捕した。同社は「水回りの無料点検」などと称して訪問し、工事契約を結んでいたといい、福岡県の消費生活センターには同社を巡る相談が300件以上寄せられているという。
他に逮捕されたのは、いずれも同市東区の39歳と55歳の容疑者。3人は共謀し、福岡県遠賀町の80歳代男性と結んだ給湯管交換工事の契約を巡り、消費生活相談窓口を通じてクーリングオフを申し出たにもかかわらず、「契約は解除できない」などとうそをついた疑い。
同社は九州北部を中心に工事を実施しており、福岡県警にも「追加工事で高額な請求をされた」といった相談が50件ほど寄せられているという。