帝京長岡FW新納大吾の2戦連発6得点目で東福岡に土壇場で追いつく プレミアリーグWEST
<高円宮杯U-18プレミアリーグWEST:帝京長岡2-2東福岡>◇23日◇第9節◇長岡ニュータウン運動公園サッカー場 帝京長岡(新潟)はホームで東福岡と2-2で引き分けた。1-1の後半追加タイム2分に勝ち越されたが、その3分後にFW新納大吾(3年)が難しい体勢から右足ボレーをたたき込み、土壇場で追いついた。2試合連続ゴールの点取り屋は、「苦しい展開の中で追いつくことはできた。気持ちで打ち込みました」とリーグ6点目を控えめに喜んだ。 激しい雨が降り続ける中、シンプルに長いボールを放り込む相手に苦しめられた。前半11分に幸先よく先制するも、同32分にPKで失点。その後は生命線であるパスワークでミスが続き、攻撃が停滞した。MF水川昌志(3年)は「ビルドアップでミスが続くと苦しい。2失点目は自分がシュートを打ちきれずカウンターでやられた。判断の質をもっと高めないと」と話し、新納も「前線でボールを収め、チームを前進させることが出来なかった」と反省しきりだった。 攻撃サッカーで押し切る自分たちの土俵に引きずり込むことは出来なかったが、しぶとく勝ち点1を積み上げた。次節29日は敵地でヴィッセル神戸U-18(兵庫)と対戦する。3戦連発を狙うエースは「自分たちのやりたいサッカーをもっともっと追求し、次は必ず勝つ」と気合を入れ直した。【小林忠】 ○…FW安野匠(3年)が前半11分、自陣左サイドでパスを受けると単独突破から左足でクロスを送り、先制点につながる相手のオンゴールを誘発した。今春にJクラブの練習に参加。「スピードや駆け引きは通用した部分もある」と自信を深めている。リーグ7得点目はお預けとなったが、Jクラブ1チーム、2つの大学の関係者が熱視線を送る中、前線からの守備、ドリブル突破で存在感を示した。