【フィギュア】松生理乃SP4位「悔しい気持ちとちょっと安心」初のファイナル進出へ望みつなぐ
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会>◇15日(日本時間16日)◇フィンランド・ヘルシンキ◇女子ショートプログラム(SP) 【ヘルシンキ=竹本穂乃加】第2戦スケートカナダ2位の松生理乃(20=中京大)が4位発進となった。 64・82点を記録し、67・87点で首位の吉田陽菜(木下アカデミー)とは3・05点差。演技後は「すごく悔しいっていう気持ちと、今はちょっと安心している気持ちが大きいです」と振り返った。 前半の3回転フリップで転倒。本来は連続ジャンプにする予定が単発になり、演技後半の3回転ルッツに3回転トーループをつけた。大会に同行する本郷裕子コーチから演技中に「ルッツトーにするんだよ」という声が聞こえたが、あくまで「3-3(連続3回転)と思いながらやると、失敗するような気がした」。ルッツの着氷後に「ちょっといけそう」と3回転トーループをつけ、理想通りの連続ジャンプでリカバリーした。 大崩れせずにまとめ、シリーズ2戦上位6人が進むGPファイナル(12月、フランス・グルノーブル)初進出へ望みをつないだ。表彰台が視野に入る16日のフリーへ「伸び伸びと笑顔で滑りきれたらいいなと思っています」と自然なスタンスを貫く。