はしのえみが語る、小3娘の子育て 「自分が『姫様』だった」ことを娘に報告したとき、言われた一言とは?
両親から「あれをしなさい、これをしなさい」と言われずに育ててもらったことはとてもありがたかったのですが、自分がいざ親になるとそこまで吹っ切る勇気がなくて。「宿題、やらなくていいんじゃない?」と言って、「そうだね!」と本当にやらなかったらどうしようと(笑)。そこで、今のところ「宿題、そろそろやったほうがいいんじゃない?」という「提案型」でうまくいってます。 朝も、気持ちよく寝ているところに「起きなさい!」と言われたのではいい気分ではありませんよね。ですから、起きる時間の少し前から音楽をかけてみたり、「もうそろそろ起きる時間かなー?」と隣に寄り添ってみたり(笑)。できるだけ、目覚めを気持ちのいいものにしてあげたくて。 ――やさしいですね! 毎日のことなので「声かけ」は気をつけています。言い方によって上下関係をつくらないように、「親の言うことは絶対!」みたいな威圧感を与えないように意識します。 ■子どもが話してきたときは、「聞く」スタンスに徹します ――今、おはなちゃんはどんな習い事をしていますか? いちばん熱中しているのが、小1から始めたヒップホップダンスです。最近、体操も始めました。お友達が通っている教室を見学して、自分も通いたいと言ってきたんです。学校の体育は好きなのですが、かけっこや鉄棒、跳び箱が苦手なようで……。体操教室なら、そういうものにチャレンジできるので、学校でも役立つし自信もつきそうだから、と。 ――習いたい理由がしっかりしていますね! そうなんです。「そこまでいうなら、がんばれ」と見守っています。 ほかにもスイミングと英語教室、月に1度のお料理教室に通っているのですが、どれも自分からやりたいと言ってきました。お勉強系が英語しかないのが気になるところですが、以前「塾に行ってみる?」と聞いたところ、はっきり「行かない」と断られました(笑)。 やりたいことや好きなことに関して、自分の気持ちをしっかり話してくれるので、そういう瞬間を大切にして、「聞く」スタンスに徹することにしています。とはいえ、いつも、なんでも報告してくれるわけではなく、学校のことはこちらから聞かないと全然話してくれません。不思議です。