“中免”輸入車のコスパに驚愕! 続々と上陸するミドルクラス輸入車5モデルを紹介【遊べるバイク大特集】
バイク乗りにとって輸入車は憧れの存在だが、普通二輪免許(いわゆる中免)で乗れる輸入車が、続々と日本に上陸。国産バイクと変わらぬ価格設定で質感も高く、日本で注目の的となっている。そんな魅力的なミドルクラスの輸入車を5モデル紹介! 【バイク画像を詳しく見る】 排気量車が多い輸入車は大昔からライダー憧れの存在だったが、いまや中免(普通二輪免許)で乗れるアンダー400ccの輸入車たちが黒船来航のごとく続々と上陸を果たし、人気を博している。 そもそも400ccは、免許制度の関係から生まれた日本特有の排気量帯。ガラパゴス化によって一時は絶滅寸前とも言われたが、アジアやインドといった巨大マーケットでの需要が増加。同市場のおかげもあり、ビッグバイクが主流だった名門ブランドらが、軒並み手の届きやすいミドルクラスをリリースしてきているのだ。 イギリスの老舗メーカーであるトライアンフやロイヤルエンフィールド、大型バイクの代名詞であるハーレーダビッドソンら欧米ブランドが、このセグメントへ向けた専用モデルを新開発し、現地生産。「どうせ、お高いんでしょ?」と疑うファンを尻目に、日本車と同等の価格帯で発売してきたからセールスが好調なのも頷ける。 実際に見て触れたら、廉価版ではなく上質で個性あふれるライドフィールが健在であることが分かるはず。活気付くセグメントでメーカーの威信をかけたモデル競争が勃発しているのは、我々日本のライダーにとって大歓迎であり、狙い目の存在だ。
■ラジアルマウントキャリパーなど細部も豪華
TRIUMPH 「SPEED 400」(72万9000円) 往年のオフロードバイクを彷彿とさせるスクランブラースタイル。前輪を19インチ化するだけでなく、サスペンションストロークを伸ばすなど、悪路も走破できる車高を上げたスタイルとなっている。LEDヘッドライトに石よけガードを備えるなど、ヘビーデューティな仕上げが見事! マフラーも差別化され、400 Xにはツヤ消しブラックのツインサイレンサーに大型ヒートガードを組み合わせている。 ダート走行も想定した400 Xには、ナックルガードを標準装備。抑えの効く幅の広いハンドルにはバーパッドも備える